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○八戸学院光星(青森)9−2九州学院(熊本) ●(21日)
◇九州学院・伊勢大夢(ひろむ)投手(3年)
投球フォームを変えても自慢の制球力を発揮できずに苦しむ、マウンド上の姿は昨秋とは別人だった。四死球からリズムを崩し、ストライクを取ろうとする甘い球をことごとく打たれた。それでも昨秋の熊本大会から1人で投げ抜いたエースは最後まで役を務めた。
試合前のブルペン。球に勢いがあり「開幕戦の緊張はなく、大観衆を楽しもうと思った」。一回は死球で出した走者を、けん制で刺し、調子に乗れた。
だが「途中から球が浮きコントロールできなくなった」。後半は初めて試合で横手投げに変更し「球を置きに行った」と言う。だが効果はない。弱気になって球速も落ち、気持ちと体がかみ合わなくなった。強気な投球が持ち味なだけに、自信あふれる姿で投げられないのは悔しい。
「途中から攻める気持ちがなくなった。精神面が弱い。一生忘れることはない」。九州大会の覇者として乗り込み、味わった初の甲子園での試練。夏に返す。【佐野優】