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家庭に急速に普及してきた温水洗浄便座。正しい掃除方法を知らない人が意外に多いという。
「温水洗浄便座は電化製品。誤った清掃方法を続けると破損や故障の原因になる。掃除の前に取扱説明書でお手入れ方法を確認して」とメーカー9社で作る一般社団法人「温水洗浄便座工業会」(本部・名古屋)の担当者は話す。同工業会ではホームページ上で各機種の取扱説明書を公開中だ。
温水洗浄便座の場合、汚れがたまりやすいのが洗浄用ノズルを収納している本体の裏側と便器との隙間。跳ねた尿や洗浄水がこびりついていることが多い。こうした汚れは、温水洗浄便座を取り外すことできれいに掃除できる。たいていの機種で取り外し可能だ。
まず、電源プラグを外す。機種によって異なるが、温水洗浄便座の両端にあるボタンを押しながら手前に引くと外れる。便座が上に持ち上がる機種もある。
花王(東京)によると、本体の裏側などプラスチック部分の汚れは、トイレ用の掃除シートを使うと便利。頑固な汚れには、重ねたトイレットペーパーにトイレ用中性洗剤を染み込ませて5分ほど貼り付け、汚れを浮き上がらせてから拭き取るといい。「男性が立って小便をすると、壁や床にも尿が飛び散り、臭いの原因になる。壁や床も忘れず掃除を」と同社生活者研究センターの弦巻(つるまき)和(かず)さん。
住宅機器メーカー「リクシル」(東京)の井口昌広さんは「便座などのプラスチック部分は洗剤成分が残ると変色につながりやすい。洗剤を使った後は必ず柔らかい布で水ぶきを」と助言する。洗浄用ノズルなども同様だ。
また、乾いたトイレットペーパーやブラシでこすると細かな傷がつき、かえって汚れが付着しやすくなる。
便器に酸性やアルカリ性の洗剤を入れてふたをし、つけ置き洗いするのも危険。成分が揮発して部品を腐食させ、感電、火災につながる場合があるという。