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対象は、原則65歳以上で、要介護1~5の認定を受け、自宅での生活が困難になった人。食事や入浴、介護などのサービスが全て施設内で提供される。医療サービスは、外部の嘱託医が定期的に訪問して体調管理などを行い、専門的な治療が必要な場合は、外の医療機関に通院する。
部屋の面積は10・65平方メートル以上。2003年以降に建てられた施設は原則、個室になったが、3割前後は今も2人以上の相部屋だ。
入所者が負担するのは、要介護度別の費用の1割負担と、居住費、食費など。運営主体は、社会福祉法人や自治体がほとんど。公的な施設のため、低所得者への居住費などの補助があり、費用負担が比較的軽い。
全国に約8000か所あり、52万人が利用している。入所希望者が多く、3月に発表された入所待機者数は52万人に上るが、入所の対象は、来年度以降は原則「要介護3」以上になる。
入所の申し込みは、希望施設に直接行う。複数の施設に申し込むこともできる。