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左近山団地モデルルーム
霞が丘グリーンタウンモデルルーム
UR都市機構神奈川地域支社とイケア・ジャパンは6日、郊外団地のリデザインプロジェクトで改修したモデルルームのプレス向け見学会を行った。URの団地とイケアのコラボレーションで、団地の部屋はどう変わるのか。気になるその一部を取材してきた。
「郊外団地をリデザイン」がテーマUR都市機構神奈川地域支社はイケアと共同で、「左近山団地」、「霞が丘グリーンタウン」、「港北ニュータウン ビュープラザ センター北」、「ベイシティ本牧南」(いずれも神奈川県横浜市)の4団地にて、住まいの「リデザイン」を実施した。2013年1月から行われている、URのモデルルームでイケアが家具をコーディネートする取り組み「イケアとURに住もう。」を発展させたもので、キッチンやカラーコーディネートなどの住宅改修、入居者募集を加えた。
テーマは「郊外団地をリデザインする」で、リデザインをきっかけに、若い世代を含めた人を団地に呼び、団地を活性化することを目標としている。URは若い世代が共感する住まいを目指しており、今回のコラボレーションでは、イケアの持っている「快適な毎日の暮らし方」のノウハウを取り入れたとのこと。
意外と広い2LDK玄関のアクセントクロスは緑
今回メインの見学先となったのは、横浜市旭区にある左近山団地のモデルルーム。同団地は、築約45年が経過している。今回のモデルルームでは、新婚夫婦が住む設定で部屋をデザインした。約50平方メートルで、2LDKとなっている。
さっそく玄関に足を踏み入れると、緑のアクセントクロスが目に入った。団地には白い壁のイメージが強かったので新鮮だ。LDKの第一印象は「意外と広い」。和室とリビングの間にあるふすまを撤去しており、リビングと和室を一つの空間として、くつろげるようになっていた。
リビングと和室がつながっている
和室は主寝室としての使用を想定している。押し入れのふすまをなくし、ウォークインスペースに変えた。押し入れ内にはコンセントもあり、仕切りを変えることで収納方法を変えられる。オープンに使っても、カーテンなどで仕切っても良い。カーテンの柄でも雰囲気が変えられそうだ。
明るいカーテンが目を引く
洗面脱衣所のミラーキャビネットにはイケア製品を取り入れた。洗面ボールもイケアが選択したものを使用。そのほか、来客に対応できる和室もあった。
こちらで来客対応も
ミラーキャビネットはイケア製品
味のあるドアが残っていた
赤いキッチンがスパイスにもう一箇所の見学先は、霞が丘グリーンタウン。こちらのモデルルームは、40代夫婦と双子で構成された家族が住むことを想定している。約78平方メートルの3LDK。
入ってみると、部屋の明るさに驚かされた。LDKは白を基調としており、ダイニング・キッチンとリビングとの間に仕切りがない。代わりにテーブルが置かれているだけのため、広々と明るい空間を味わうことができる。
木目調のテーブルが仕切り代わりになっている
こちらのモデルルームの目玉は「赤いキッチン」と「レンジフード」とのこと。どちらもイケア製で、白を基調とした部屋に赤が映えていた。リビングの壁は一面のみアクセントクロスになっており、華やかさを増している。床はフロアタイルで、すべすべとした肌触りが印象的だった。
シンプルなレンジフード(左)に、赤が鮮やかなキッチン(右)
落ち着いたデザインのアクセントクロス
肌触りの良い床
リビング横の和室は、妻の趣味が洋裁であることを想定してデザインされたホビールームだが、来客時に使うことも可能。
リビング横を広々活用
もう一つの和室は、夫婦の寝室となっている。白を基調としているが、花柄のベッドカバーで、春を思わせる部屋に仕上げた。朝起きたときに足元が寒くないよう、ラグを敷いている。
青が爽やかな寝室
子供部屋は、双子の設定ということで二段ベッドを設置し、カラフルでポップに仕上げていた。
大人でもはしゃぎたくなる子供部屋
契約者には特典もモデルルーム見学期間は15日~23日。開設時間は、10時~17時となっている。住宅募集開始は15日。対象住宅を契約した人には、(1)モデルルームに実際に設置された家具・照明の一部プレゼント、(2)イケア港北店のプランナーによる個別の家具プランニングサービス、(3)イケア港北店で使えるミールクーポンプレゼントの特典が付く(3のみ、仮予約でもプレゼント)。
募集対象団地と募集予定戸数は、左近山団地(横浜市旭区)が3戸、霧が丘グリーンタウン(横浜市緑区)が5戸、港北ニュータウン ビュープラザ センター北(横浜市都築区)が2戸、ベイシティ本牧南(横浜市中区)が3戸となっている。
港北ニュータウン ビュープラザ センター北の様子
ベイシティ本牧南の様子
具体的な住人を想定したモデルルームのため、住む人による空間の使い方の違いを実感できた。それぞれの暮らしに合った住み方をすることが、生活を楽しむ第一歩かもしれない。