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巷にあふれる“辛さが自慢”の飲食店。みなさんは、そういった数々の激辛店のメニューを制覇した人でさえも震撼させた“宇宙一辛いラーメン”を提供するお店をご存知でしょうか? 京王新線の初台駅にある、1972年創業のラーメン店『やぐら亭』です。
今回挑戦を試みたのは、激辛ラーメン“ほたる”の「3辛」。レベルは1~10辛まであるものの、このメニューを初めて食べる人が5辛以上を頼むには、辛さに強いという証明(「激辛選手権優勝」など)が必要とのことでした。しかも、5辛は注文しても完食できない方が大半だそうで、よっぽどの辛さだということがわかります。
手前が“ほたる”、奥がもう一つの激辛メニュー“辛炎(かえん)つけ麺”。こちらにはハバネロと、赤く色付けるために韓国産の唐辛子を使用しているそう。
期待2割、不安8割に包まれながら待つこと数分、テーブルに運ばれてきた“ほたる”の器からは、メラメラと炎が! そしてスープが真っ赤ではなく真っ黒!! その光景に恐怖を覚えつつ、いざ麺を口に入れると、うま……いや、とんでもなく辛い!! 最初は「あれ? 食べられるかも?」と錯覚しますが、すぐにじわ~っと辛さが追いかけてきて、一気に燃えるような感覚が口の中を支配します。そもそも、麺をすすることも危険。間違いなく咳き込みます。気付けば鼻水が止まらないわ、なぜか涙まで勝手に出てくるわで、てんやわんやの状態に。
一体、どうしてここまで辛いラーメンを作らねばならなかったのか……。店主の清水克哲さんに、ヒーヒー言いながら聞いてみました。
「僕自身辛党なのですが、どこのお店の“激辛”を食べても全然辛くない。そこで、辛さに強い僕でも本気で辛い!と思えるような一品を作ろうと考えました」
ではこの衝撃の辛味は、一体どんな食材から生まれるのでしょうか!?
「オーストラリアから直輸入している生のハバネロです。辛さは国産の3~4倍。これをペースト状にしたものを、製麺所で麺に練りこんでもらい、さらにスープにも溶かしています。この食材を使うと、華やかな香りや味わいも表現できるんですよ」
恐るべしハバネロの威力……。でも確かに、ただ辛いだけでなく、独特の風味や旨みも感じます。だからこそ、辛いのに、ツライのに、つい食べてしまうのです。
「ちなみに、うちのベースのスープに使用するのは、料亭でも使われている京鰹、九十九里で獲れた煮干し、北海道産の昆布と、国産の安全な食材がメイン。ただ塩は、まろやかな旨みがあるボリビアの岩塩を使います。本音を言えば、これらの味わいが存分に感じられる、スタンダードなメニューもぜひ食べて頂きたいですね(笑)」
ちなみに、2辛以上を注文すると、お店から動けなくなってしまう方がいるため、30分以内に食べきるという時間制限がつくのだそう。辛いのが苦手な方は、くれぐれも無理をせずに、おいしいスタンダードメニューをぜひ。
SHOP DATA
やぐら亭
住所:東京都渋谷区本町2-32-2
電話番号:03-3320-7767
定休日:日曜日