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参加のパネリスト
リビング・デザインセンターは、11月3日、新宿パークタワーにおいて大人世代向けの暮らしを考えるシンポジウム「大人世代のコンパクトライフを考える GOOD OVER 50's の住まいと暮らし」を開催する。
暮らし研究家の土谷貞雄氏、デザイナーの小泉誠氏、インテリアデザイナーの小野由記子氏、ソーシャルクリエーターの嵯峨生馬氏、建築家の末光弘和氏、リフォームプランナーの西田恭子氏を迎え、「コンパクトライフ」をキーワードに住宅、デザイン、エネルギー、都市生活、コンパクトライフへのアプローチ方法などを探っていく。
第二部のパネルディスカッションでファシリテーターを担当する土谷貞雄氏は、「無印良品の家」を企画・販売する住宅事業を立ち上げ、現在は独立し株式会社貞雄の代表を務めている。土谷氏は「コンパクトという言葉には「小さくする」「重ねる」「組み合わせる」などのいくつかの意味がある。そこには小さくすることでだけでなく、もとの状態よりもっと大きな価値を生みだす期待も含まれている」などコンパクトライフの未来像を提示する。
参加費用は2,000円(税込み・交流会費込)で事前申込制の先着順となるため、興味のある方は早めに申し込んでみてはいかがだろうか。
カリキュラム第一部 プレゼンテーション(15:30~17:00 ※各15分)テーマ
登壇者
大人世代のコンパクトライフ
土谷貞雄(建築家・暮らし研究家/株式会社貞雄代表)
GOOD OVER 50’s
小野由記子(インテリアデザイナー/一般社団法人ケアリングデザイン代表理事)
新しい社会貢献・新しい働き方
嵯峨生馬(ソーシャルクリエーター/NPO法人サービスグラント代表理事)
地域に開かれた建築
末光弘和(建築家/SUEP.代表取締役)
ライフステージと住まいの選択肢
西田恭子(リフォームプランナー/三井のリフォーム住生活研究所所長)
暮らしの道具・コンパクトライフを考える
小泉誠(デザイナー/Koizumi Studio代表)
第二部 パネルディスカッション(17:10~18:40) ファシリテーター : 土谷貞雄
パネリスト : 小野由記子、小泉誠、嵯峨生馬、末光弘和、西田恭子(五十音順)
尚、パネリストの末光弘和氏らが設計提案した50平米リアルサイズの住宅実寸モデルが展示されている別イベント「Good Over 50's 都市型コンパクトライフのススメ展」も同新宿パークタワーで開催中。こちらは11月11日まで。
無印良品を企画、開発する良品計画は12日~29日、無印良品の新しい魅力を紹介する「発見祭」を全国の大型店10店舗において開催する。
ハギレとハギレを組み合わせ、新しいスツールカバーに再生する
"ためてつなげるものづくり" 「POOL」がスタート期間中は、無印良品の新しい取り組み「POOL」が期間限定でスタートするほか、一人一人の買い物をサポートする専門スタッフの紹介を改めて実施する。
「POOL」はものづくりの過程で発生するハギレや端材、流通の過程で発生するキズ・汚れなどで販売できなくなった商品をためておき、様々な企業・クリエーターとつながりながら、新たな価値のある商品に再生させる取り組み。無印良品は製品のサービスだけでなく、「社会のしくみをデザインすること」も心がけているという。
活動を始めるにあたり、ファッションブランド「mina perhonen」のデザイナ―皆川明氏にものづくりの監修を依頼。皆川氏は、オリジナルデザインの生地による服作りを行い、国内外の生地産地と連携して素材や技術の開発に注力している。
第1回目の「POOL」は、こだわりの布づくりの生産過程から出てくるハギレとハギレを組み合わせ、新しいスツールカバーに生まれ変わらせた。今回は、皆川氏率いる「mina perhonen」とテキスタイルデザイナーの須藤玲子氏率いる「NUNO」が提供したハギレを使用。全10種類の中から、数量限定でオーダー可能となる。
展開するのは、「ブナ材スツール・丸用カバー/mina perhonen × NUNO」(全2種 6,900円・税込み)、「ブナ材スツール・丸用カバー/mina perhonen × MUJI」(全4種 4,900円・税込み)、「ブナ材スツール・丸用カバー/NUNO × MUJI」(全4種 4,900円・税込み)。なお、スツールカバーは別売の「ブナ材スツール・丸・布座」専用カバーとなる。
また期間中は、「ぴったりを探そう」をテーマに、商品知識豊富な専門スタッフが来店者の買い物を様々な形でサポート。2万円(税込み)以上の購入で配送料が無料となるサービスも実施する。
展開店舗は、有楽町、池袋西武、渋谷西武、丸井吉祥寺店、ラゾーナ川崎、グランフロント大阪、難波、イオンモール京都、札幌ステラプレイス、MUJIキャナルシティ博多の各店。
引っ越し比較・予約サイトの引っ越し侍はこのほど、「父の日と一人暮らしに関する調査」の結果を発表した。同調査は5月の期間、同社サイトを利用して引っ越しをした人を対象に実施。558名より回答を得た。
父の日に何を贈る?回答者全員に、「一人暮らしをして初めて父の日にプレゼントしたもの」を質問。1位は「お酒」、2位以降は「服」、「ネクタイ」などが続いた。
プレゼントの回答を男女に分けると、女性は服や雑貨類、食べ物、趣味関連が多く、男性はお酒やネクタイ、家電を選ぶ人が多いことが分かった。
続いて、「離れて初めて分かった父のありがたみ」について調査。結果、「仕事の大変さ」、「家族を養うことの大変さ」、「進学させてくれたことへのありがたみ」など「金銭面・仕事面」に関する回答が最も多かったという。
また、同調査では「父のありがたみエピソード」も募集。「当たり前に家にいた父ですが、一人暮らしをして初めて、その存在だけで、家族に安心感を与えていたんだなと思い知らされました」(40代・男性)、「心配性ですが、恥ずかしがり屋なので、たまに酔った時に電話をかけてきます。 私が乾燥しているから声が出ないって言ったら、次会ったときは加湿器を買ってくれていて、持っていけって素っ気ない態度で言ってくれました。どんなに離れても大切に思ってくれているんだと、不器用な父に心から感謝しています」(20代・女性)という声があげられた。
他にも「酒好きの父でした。大人になったら酒はいくら飲んでもいいが、他人に迷惑をかけるような酒飲みにはなるな…と教育(?)されました。その言葉を、今でも守っています」(60代・男性)などのエピソードが集まった。
本調査の詳細結果は同社Webサイトで見ることができる。
大和ハウス工業は14日~30日(火・水曜日は除く)、全国各地で販売中の分譲地において、「ダイワハウス全国一斉開催分譲フェア」を開催する。
「ダイワハウス全国一斉開催分譲フェア」を開催
全国500以上の分譲地でフェアを開催同フェアは、同社が販売中の、全国500以上の分譲宅地、分譲住宅にて開催。完成している分譲住宅であれば、キッチンやリビングなどで実際に住むことを想定しながら、動線や住宅設備の使い勝手を確かめることができる。実際に駅や学校まで歩いてみたり、現地係員から土地の履歴に関する話などを聞くことも可能となる。
また期間中、ダイワハウスのWebページから来場予約をし、来場の上アンケートに答えた人に、同社が実施する日本の子育てを応援するまちづくり「IKUMACHI(育まち)吉川美南プロジェクト」の総合プロデューサー・おちまさと氏とTabio(タビオ)によるコラボ企画の「子育てソックス」をプレゼントする。
さて、本連載「東京団地ミステリー」も今回で最終回。まだまだ紹介したい団地はたくさんあるのだが、締めくくりとして東京都心のものを見てもらおう。青山北町アパートだ。
東京ど真ん中。青山通りのおしゃれ店舗が並ぶエリア。ここはその代表・ブルックスブラザーズの前。
そのブルックスブラザーズすぐ横の道を入ると…
そこにはこんな団地が広がっている! これが青山北町アパート!
これまで紹介してきたもののほとんどは郊外の物件だった。また、ふつう団地というと都心に建っているものではないというイメージだ。なのでこんな東京都心ど真ん中にこんな絵に描いたような団地があると、ちょっとびっくりするだろう。ちなみにブルックスブラザーズが入っているビルも「UR北青山三丁目第二市街地住宅」という団地だ。
取材したのがちょうど団地祭りの期間で、ますます「ここほんとに青山か?」という雰囲気に。
ここ、青山のど真ん中です。
ほんとに青山なんです。
青山にこういうかわいい「ザ・団地」が建っているのです。
どこかの郊外へ瞬間移動でもしかたと思い始めるも、振り返ればそこにはおしゃれストリートの賑わいが。
これだけ周辺の街並みとのギャップがはげしい団地も珍しい。付近にお勤めの方などはここを散歩がてらの通り道として使っているようだ。げんにこの取材の時もこの近辺に事務所を構えている知り合いに遭遇した。彼らとこの住民にとってはこの光景は当たり前かもしれないが、そうでない人間にとってはまるで白昼夢でも見ているかのような気分にさせられるものだ。
近くの団地に行ってみよう!航空写真で見ても、この周辺とのギャップ。(国土地理院「地図・空中写真閲覧サービス」より・CKT20092・コース番号:C61/写真番号:20/撮影年月日: 2009/04/27(平21)に加筆)
団地って同じ形の棟がぎっしり建っているイメージだが、実は広場の面積がかなり広い。これは全国どの団地でもいえる。団地の本質は「規格化」だが、それを都心でも郊外でも一律に当てはめた結果、ぜいたくな空間が都心部に温存された。郊外だとそのぜいたくさを実感することは難しいが、このように都心にあるとよくわかる。異空間にさまよい込んだ感じを受けるのは、棟やその古び具合ではなく建物が建っていない空地(くうち)の広さによってであり、そこに生い茂る緑のせいだ。上の航空写真を見ると、そのことがよくわかる。敷地を北西から南東に貫くメインの通りなど、表参道に匹敵する広さだ。
団地が建つずっと前、1936年の航空写真。ここは明治以来学校だった。(国土地理院「地図・空中写真閲覧サービス」より・B7・コース番号:C3/写真番号:77/撮影年月日:1936/06/11(昭11)に加筆)
青山北町アパートが建つ前のここはなんだったのかというと、師範学校や旧制中学校などがある文教地区だった。空襲により焼け野原になった後、何度か集合住宅が建て替えられて今にいたる。現在の青山北町アパートの建設が始まったのは1957年。やはりポイントは学校の敷地が保存されているという点だ。上の航空写真を見ると、ほぼまるまるそのまま団地になっていることが分かる。そしてくだんの「団地表参道」ももとの学校時代の正門に通じるメインストリートが温存された結果だということが見て取れる。
このように団地とは「都市の文脈保存マシーン」なのである。光が丘のメインストリートが滑走路だったという話をはじめ、この連載でことあるごとに古い航空写真を持ち出したのは、団地が広い面積を持つが故にそれ以前の由来を引きずらざるを得ないことの面白さを示すためだった。また、防火壁団地・都営白鬚東アパートや防音壁団地・川口芝園団地、防砂壁団地・高洲第一団地など、大きいが故に別の機能を持たされる面白さというものもある。
第1回目にぼくは都市が歴史や地形・気象などといった人間にはどうしようもない「ままならなさ」に支配されているのがおもしろい、と書いた。場所とは時間のことで、空間に「ままならなさ」が積み重なって「場所」になる。どんな場所にも過去と事情があって、現在はそれを無視できない。そしてそれは団地に分かりやすくあらわれている、と。
最後にこの青山北町アパートをご紹介したのは、ぜひみなさんに東京という都市の面白さを見に団地へでかけてほしいからだ。勤め先のすぐそばのこんな都心にも、団地が実はある。住民の迷惑にならないように気をつけながら東京ミステリーを感じてほしい。それではみなさん、どこかの団地でまたお会いしましょう!
ちなみに近くにはかわいい霞ケ丘アパートもあります。青山周辺は都心団地天国なのだ(新国立競技場建設でなくなっちゃうので見るなら今のうち!)
<著者プロフィール>
大山顕
1972年生まれ。フォトグラファー・ライター。主な著書に『団地の見究』『工場萌え』『ジャンクション』。一般的に「悪い景観」とされるものが好物。デイリーポータルZで隔週金曜日に連載中。へんなイベント主催多数。Twitter: @sohsai
イラスト: 安海