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【モスクワ時事】ロシア連邦保安局(FSB)のボルトニコフ長官は7日、野党指導者のボリス・ネムツォフ元第1副首相(55)暗殺に関与した疑いで、男2人を同日拘束したと明らかにした。政府系テレビの第1チャンネルに語った。銃撃の実行役とされ、捜査当局は背後関係などを追及しているとみられる。
ボルトニコフ長官によれば、拘束されたのはロシア南部カフカス地方出身のアンゾル・クバシェフ、ザウル・ダダエフ両容疑者。プーチン大統領にも報告されたという。
インタファクス通信によると、捜査当局スポークスマンは容疑者2人について「(殺害の)計画・実行に関わった」との見方を示した。
治安当局筋は、犯行に使用された車が見つかったほか、防犯カメラに鮮明な映像が残っていたことや、通話記録などが拘束の決め手になったと説明した。殺害を指示した人物が国外に逃亡した可能性を含めて捜査しているという。
2月27日夜にモスクワのクレムリン(大統領府)脇でネムツォフ氏が凶弾に倒れた事件は、発生9日目に事態が大きく動きだした。銃撃に政治的背景があるとの見方も強く、「黒幕」の存在など全容解明が課題となる。