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婚活に勤しむ女性について、度々話題にされてしまうのが「高望みすぎる!」という批判だ。イケメンで平均よりかなり上の年収、限定した職種を求める女性の例が取り上げられ、「そんなんだから結婚できないんじゃ・・・」との陰口もよく聞かれる。
ところが、最近の女性は「結婚相手に求める条件のレベルが下がってきている」という。本当なのか。
「現代女性は自然体でいられる生活、男女対等な関係を求める」
女性向け求人情報誌「とらばーゆ」が創刊35周年を記念し、公式サイトに「『こんなに違う?』35年前と今のU29女子!」というコンテンツを開設した(2015年3月9日)。
その中の「35年前と今の結婚観」を比較するページで、35年前は「一流レストランで夜景を見ながらプロポーズ」、「新郎新婦がゴンドラに乗って降りてくる、お色直しは3回以上など、ド派手な演出の結婚式」でステータスを誇示していたのに対し、現代は「なじみの場所や思い出の場所でのプロポーズ」、「両家の家族のみでリゾート地で手作り風結婚式」が増えつつある、と指摘。そして、
「昔は結婚相手に選ぶならば3高(高学歴・高収入・高身長)と言われていましたが、現代女性は3平(平均的な容姿・平均的な年収・平均的な性格)を求める人が多いと聞きます。かっこよさやステータスを重要視した35年前に比べ、現代女性は恋愛も日常生活も背伸びをし過ぎない、自然体でいられる生活や男女対等な関係を求めているようです」
としている。
「結婚相手の年収は500万以上あれば」が5割超
こんな調査結果もある。
Facebookを活用した婚活アプリ「マッチアラーム」を運営・開発するマッチアラーム(東京・新宿区)が、20~30代の独身男女3595人を対象に行ったアンケートで、「結婚相手に求める最低年収は?」という質問に対し、女性は「400万以上」が33.2%で最多。理由は「最低限の生活をできそうなのがその金額だから」(30代前半)、「子供がいても安定した生活が送れそうだから」(30代半ば)、「平均年収だから」(30代前半)などが挙げられた。
次いで「500万以上」(22..2%)、「300万以上」(17.6%)、「600万以上」(13.6%)という結果となった(2014年10月28日、結果発表)。
結婚したい男性にとっては朗報・・・かと思いきや、あまり素直に受け止められていないようだ。
ツイッターでは、この調査結果やとらばーゆのページに対し
「平均のレベルが上がってるだけじゃないか?」
「平均的な容姿、身長175cm以上 平均的な年収、600万以上 平均的な性格、学歴マーチ以上 ですよね分かります」
「平均年収くらいでいい、高望みしない!って感じなんだろうけど、実際は20代の10%くらいしかそれくらい貰ってない。平均年収はあくまで平均値で最頻値と違うんやで」
など、女性が言う「平均」や「普通」を素直には信じきれない声が多く上がっている。(MM)