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カナダはモントリオールに拠点を置くスタッフ4名の独立系デベロッパーのKitfox Gamesは、GDC 2015の二日目、同社がiOS/Android/Steamで展開する『Shattered Planet』に秘められた狙いについて講演しました。
『Shattered Planet』は元々はiOS/Androidで展開されてきた、基本プレイ無料アイテム課金というビジネスモデルのローグライクでしたが、後にSteamでプレミアムタイトルとしてリリースし、こちらが大きな成功を収めたそうです。
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登壇したのは同社でプログラマーを務めるJongwoo Kim氏。最初のスライドでは、iOSやAndroidではストアのフィーチャーを受けるなどダウンロードは好調だったものの売上は伸びず、逆にSteamでは販売本数は1万本程度ですが、大半の収益を稼ぐに至ったことが報告されました。Steamでは定価15ドルとされていますが、セールも実施されていて、具体的には言及されませんでしたが、全体の売上は10万ドル(約1200万円)くらいが想定されるでしょうか。
iOS/AndroidとSteamでの両展開は最初から戦略としてあったようで、Kim氏はプロジェクトの4つの狙いを紹介しました。(1)シンプルなUIで奥が深く繰り返し遊べるゲームプレイ (2)極力、両方のプラットフォームを共通化する (3)コミュニティを移動させる (4)素晴らしい移植にする[PCの本気のゲーム] という4つです。
そして、この4つの更に裏にはiOS/Androidでユーザー数を稼いでコミュニティ化し、それをバネにSteamでのリリースを行い、最終的には有料で購入してもらうという狙いがありました。スマホのユーザーが居たことでSteam Greenlightのプロセスにも優位に働いたといいます。リリース後も積極的にモバイルから誘導し、有料版の購入を促しました。
Steam版ではPCゲームとして品質を磨く一方、ゲームシステムやUIは極力スマホを引き継ぎ、ユーザーに違和感がないものとしました。…