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【日本 1-3 フランス アルガルベ杯第3戦】
6月にカナダで開催されるカナダW杯の前哨戦、アルガルベカップのグループリーグ第3戦が9日に行われ、なでしこジャパンは優勝候補筆頭のフランスと対戦した。
初戦のデンマーク戦に敗れた日本は、この試合に勝つことがグループ突破の絶対条件だ。そのうえで同時刻キックオフのデンマーク対ポルトガルで、デンマークが敗れるか引き分ければ1位通過が決定。
デンマークがポルトガルに勝利すれば、日本は2点差以上の勝利で1位通過がほぼ決定する。
3日前のポルトガル戦はデンマーク戦から先発メンバーを全員入れ替えて3-0の快勝。その勝利に大きく貢献した有吉、川村、宇津木、菅澤がスタメンを奪取した。また、GKは海堀が今大会初出場を果たしている。
高さ、速さ、強さで日本を上回るフランスは、強烈なプレッシングでボールを奪うとサイドに展開し、個の突破力を生かしてゴールに迫る。
しかし、先制は日本。43分、大儀見のループパスをDF2人を背負った菅澤が絶妙なポストプレーで落とし、最後は2列目から飛び込んだ川澄がゴール左から技ありシュートを突き刺した。
前半終了間際に先制した日本だが53分、相手の突破を阻止しようとした右SBの近賀がエリア内でファウルを犯してしまう。そのPKをティネに決められ、試合は振り出しに戻った。
さらに70分、ワンタッチのコンビネーションで日本の守備を完全に崩したフランスは、裏へ抜け出したルソメーがゴールを射抜き、逆転に成功する。
決勝進出には攻めるしかない日本だが、前への意識が高まると同時に不用意なミスが目立ち始め、中盤でのパスミスをフランスに攫われてピンチを招く場面が多くなる。
80分には菅澤に代えて高瀬、川村に代えて田中、近賀に代えて鮫島を投入し、状況の打開を図る。
だが84分、注意しなければいけなかった不用意なバックパスのミスをティネに奪われ、フリーで3点目を許した。
その後もビルドアップをことごとく寸断された日本は、フランスに力の差を見せつけられて逆転負けとなった。これによりアルガルベ杯決勝進出は叶わず、順位決定戦に回ることが決まっている。
日本は5月のW杯を前に5月24日にニュージーランド戦、同28日にイタリア戦をいずれもホームで戦う。