【ワシントン共同】過激派組織「イスラム国」が、インターネット上の仮想通貨ビットコインを資金調達や決済に利用している可能性が高いことが24日、判明した。同組織と戦う複数の有志国の治安当局者による話として外交筋が明らかにした。同組織の資金源を断とうとする国際社会の動きに対し、抜け道確保の試みとみられる。組織壊滅を目指す有志国の掃討作戦にも影響する恐れがある。
ソーシャルメディアを活用した戦闘員の勧誘活動だけでなく、資金面でも、イスラム国はサイバー空間を駆使していることになる。
同組織の資金源は、石油などの取引が中心とみられるが、金銭授受や決済手段は不透明。