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「いったいどんだけおいしいコーヒー?」と思わず聞きたくなるのが話題のブルーボトルコーヒー。米国発サードウェーブコーヒーの真打ちともいうべき同店の第1号店オープンの模様は、当サイトでもすでに紹介済み。だが、店に入るまでに平日で1時間半、休日で3時間(!)だという。レギュラー、インスタント、そして缶コーヒーと利便性を追求しながらも味の進化をとげてきたコーヒー大国日本において、サードウェーブの波は浸透するのか。コーヒー好きでミーハーを自認する筆者も、遅まきながら話題のスポットに行ってみた。
地下鉄大江戸線・清澄白河の駅から地上に出て店の方向へ歩いていくと、いるわいるわ。地図やスマホを持ってウロウロと店を探しているミーハーな(失礼!)方々が。週末とあって、店の横にはすでに数百人の行列が出来ている。並ぶこと2時間、列を整理する警備のおじさんの指示でやっと店内に入ることができた。
店内は、天井が高く飾りっ気のないまるで倉庫のような空間。外国人数人を含むおしゃれでにこやかな店員さんが忙しそうに働いている。コーヒー界の“アップル”といわれるだけあって、なんとなくアップルストアの店員さんと雰囲気が似ている。
メニュー等は過去記事を参照していただくとして、筆者が注文したのはDRIP COFFEEのSINGLE ORIGIN。紙コップとガラス製のカップが選べるが、味にこだわるなら当然ガラス製だ。思ったより量が多く、そこは米国流である。2時間待って1杯550円のコーヒーのお味は!!!と緊張しつつ口に運んだコーヒーは、・・・・・・意外なほどスムーズ&マイルド。あっけないほど飲みやすく、のどごしがいい。軽い酸味と上品な甘み、そして雑味のなさが特長か。まぁ、確かにウマイ。当編集部のコワモテNからコーヒー苦手なM嬢まで、万人に受け入れられそうな、優しくかつしっかりした味だ。
しかし、である。何度もわざわざ電車に乗って、数時間並んで、500円前後払うほどのものかといえば、「う~ん」である。確かに近所にあれば、ちょくちょく寄りたい味ではあるが、コーヒーって毎日、しかも何杯も飲みたくなるものじゃないか? となれば、極端な話、飲みたいときに最も身近で手軽に飲めるインスタントや、缶コーヒーにも、ある面ではアドバンテージがあるわけだ。
確かに、これまでのインスタントや缶コーヒーは苦みや雑味を甘さでごまかしているようなところもあったが、特に缶コーヒーカテゴリーにおいては昨年から登場したいわゆる「プレミアム缶コーヒー」は、各社とも豆や焙煎にこだわっている。…いわば缶コーヒーにも何度目かの大きなウェーブが来ているといってもいい。今後も新商品やリニューアル商品が続々と登場するもようだ。
サントリー「プレミアムボス」は、コーヒーのコクにこだわり、リニューアルした。希少黄金豆を使用し豊かな香りと果実のような甘みのあるキリン「別格 希少珈琲」は、3月31日に、エスプレッソとブラックの2商品を発売する。また、プレミアム缶コーヒーの真打ちと目されているのが、3月2日発売のダイドー「泡立つプレミアム」。好評発売中の振って泡立たせる本格的な味わいの「泡立つデミタス エスプレッソ」を、より口あたりの滑らかなプレミアム缶コーヒーに仕上げているというから期待大だ。しかもこのコーヒー、“世界一のバリスタ監修”シリーズと名付けられ、なんと世界一のバリスタ、ピート・リカータ氏が監修している。このシリーズは続々と新商品が登場の予定だというから楽しみである。上質なコーヒーがいつでもどこでも手軽に味わえるプレミアム缶コーヒー市場も、サードウェーブコーヒーの話題に負けず盛り上がってほしいものだ。
【関連リンク】
ブルーボトルコーヒー
https://bluebottlecoffee.jp/
サントリー「プレミアムボス」
http://www.suntory.co.jp/softdrink/boss/lineup/premium.html
キリン「別格 希少珈琲 with ESPRESSO」「別格 希少珈琲 BLACK」
http://www.kirin.co.jp/company/news/2015/0121_05.html
ダイドー「泡立つプレミアム」
http://www.dydo.co.jp/corporate/news/2015/150219_01.html