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『産業カウンセラーが教える 「つぶれない働き方」の教科書』(吉岡俊介著、彩図社)の著者は、社内のトラブルで理不尽な思いをしたことから、長年勤めた大手損害保険会社を47歳で早期退職したという人物。
それまで会社生活が全てであった私は、退職後は何もする気になれず、椅子に座ったままマンションのベランダからボーッと景色を眺めて過ごしていました。眠ることもできず、食欲もない。(中略)うつ病に陥り「つぶれて」しまったのです。(「はじめに」より)
現在は自身の経験を生かし、「シニア産業カウンセラー」としてカウンセリングルームを構え、悩めるビジネスパーソンの相談に応じているのだそうです。そんななか、仕事でつらい思いをしている人たちが決まってする質問が「つぶれない働き方をするためにはどうすればいいのでしょうか?」というものだとか。本書はそんな人たちのために書かれています。
でも、「つぶれない働き方」を知るためには、まず「つぶれる人の傾向」を知っておくべき。そこで第1章「こんなひとがつぶれていく」から、つぶれる人の傾向をいくつか拾い出してみましょう。
自分はつぶれないと思い込んでいる人
仕事の量が多くても、やりがいを感じることができれば、時間はあっという間にすぎていきます。やればやるほど自信につながり、「この仕事は天職だ」と思えてつぶれる心配もなくなる。難しい場面に遭遇しても「克服しよう」と奮い立ち、乗り越えるとますます元気になれるというわけです。ところが意外なことに、行きすぎた自信が、危うい状況を招いてしまうこともあるのだとか。
著者の知人にも、「カウンセリングは物事を甘く考え、心が弱い人が求めるもの。気合いを入れて心を鍛えればなんとかなる」という持論を持っている人がいたそうです。しかし、その人はストレスから十二指腸潰瘍を病み、自分がそんな状態になってしまったことにショックを受け、著者のカウンセリングルームに現れたのだといいます。話を聞いてみると、持ち前の体力に任せてかなり無理をしていた様子。
このように自信に満ちあふれて心の悩みがなさそうに見える人でも、過剰なストレスがかかるとからだをつぶしてしまうおそれがあるそうです。特に、「自分はつぶれない」と思い込んでいる人ほど要注意。(18ページより)
周囲からつぶされる人
いじめや嫌がらせは、いまでこそ社会問題として取り上げられるようになり、各企業や団体でも防止策や発生時の対応に取り組むようになっています。…