韓国・中央日報は２０日、安倍首相の米議会上下院合同演説が実現する可能性が高まったことを受け、「韓国の対米外交が危機を迎えている」と報じた。
　記事は、安倍首相の米議会演説が、韓国の反対にもかかわらず「既成事実化」していると指摘。米議会の中では「民主党のマイク・ホンダ下院議員を除けば反対の声を挙げる議員を探すのは難しい」状況だと紹介した。
　記事はこうした状況に陥った原因について、韓国がＴＨＡＡＤ配備問題やアジアインフラ投資銀行（ＡＩＩＢ）参加問題を巡り、米国と中国を天秤にかけるような外交を展開している間、日本が集団的自衛権の行使容認や環太平洋経済連携協定（ＴＰＰ）交渉などで着々と米国との関係強化を進めてきたことを挙げた。また「日本がカネと人脈で米議会や政府に働きかける間、韓国外交は『メディア発表用外交』に終始した」との批判も付け加えている。
　そして、海外の首脳による米上下院合同演説を「米国が提供する最高の礼遇」と解説したうえで、安倍首相の演説が実現すれば「米国が日本の過去を忘れ、現在の日本との同盟を前面に出すことを宣言するのと同じ」と問題視。韓国の外交専門家は「歴史問題で日本に圧力を加えてきた韓国としては、難しい状況になった」とコメントしている。
　この報道に対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。
　「これでもまだ日本が孤立していると勘違いしている卑しい韓国」
　「正直、外交能力は、日本は韓国と比べ物にならないほど、優れている」
　「日本の実利外交が、韓国のファッションショー外交に勝った」
　「プライドが許さないが、それでも認めるしかない。正直、日本と韓国は比較できる相手じゃない。経済力、軍事力、政治透明性、国民意識、先端技術、ノーベル賞、領土、人口・・・。何一つ日本よりいいものがない。サムスンがソニーに勝っても、韓国は後進国、日本は先進国」
　「これが米国の二面性」
　「米国もこの程度か。カネと人脈で解決できるとは・・・」
　「韓国に何がある？カネ？人脈？米国の立場から見て、韓国は小国」
　「日本の威力を知ったなら、韓国も頑張って力を付けていこう。それだけのこと」
　「プライドだけでは日本には絶対に勝てない」
　「韓国に武器を売る時だけ、米国は韓国の味方」
　「日本の問題でも米国の問題でもない。韓国の政治家が一番問題」
　「国家を捨てた者は全員国会にいる」
　「外交力の問題ではない。米国にいくらあげたかの差」
　（編集　ＭＪ）