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東芝燃料電池システムは3月9日、山口リキッドハイドロジェン、長府工産、岩谷産業と共同で、同社が開発した次世代型の純水素型燃料電池を山口県周南市内の徳山動物園と周南市地方卸売市場に設置し、3月21日から実証試験を順次開始すると発表した。
同社が開発した燃料電池は、出力700W、発電効率50%を実現。また、水素をそのまま燃料とするためCO2を全く発生させずに発電できるほか、1~2分で発電を開始することができる。
今回の実験では、水素によって発電した電気を、施設の照明や空調などに利用し、発電時に作られた温水を、動物や野菜の洗浄用シャワーに利用する予定。
東芝燃料電池システムは、同実証実験によって2017年までに稼働データを収集するとともに運転方法や適用メリットを検証し、さらなる効率化を図っていくとしている。