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2015年3月8日、程永華駐日大使はメディアのインタビューに対し、「ここ数年、中日関係は最も厳しい局面を迎えている。歴史問題、領土紛争、安全保障上の相互信頼の欠如などがあり、双方の国民の好感度が低い状態にある」と語った。新文化報が伝えた。
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程対しは、3月19日に再開される外交・防衛当局間の対話について以下のように語った。
日中の外交・防衛関係者は、長期にわたって中断していた対話を再開し、相互信頼と相互理解を促進していく。2000年にわたる交流で、両国は文化的な共通点を持ってきたが、ここ数年の一部の問題によって、国民間の親近感が失われてしまった。冷静になって相手を理解することが、信頼につながる。信頼があって、はじめて友情、友好を語ることができる。中日両国の国民が様々な方法で交流を深めることを願っている。
中国からの観光客が日本製の便座を大量に購入したことについて、程大使は「私の知る限り、一番人気は炊飯器や便座ではなく、健康食品や薬だと聞いている。いずれにしても高度な技術を使った製品ではないにもかかわらず、なぜ中国企業はうまくできないのだろうか。まだまだイノベーションの余地があるのではないか」と述べた。
最近中国でも批判的に見られることの多い、エンターテインメント性が過度に強調された抗日ドラマについては「このような製作の仕方には賛同しかねる。抗日戦争とは厳粛、悲壮な戦争であって、大きな犠牲を払ったものだ。あのような描写の仕方は適切ではないと思う。もっと厳粛に、真面目に歴史と向き合うべきだろう」と語った。
東京オリンピックについて、程大使は「日本には夏季五輪、冬季五輪ともに豊富な経験がある。日本人は、物事をきめ細かく行うという点が優れている。わが国は2022年の冬季五輪の招致を準備しているが、会場の設置、ソフト面、ハード面での段取りなど、われわれが学ぶべきことがたくさんあり、お互いに協力していくことができる」と語った。(翻訳・編集/岡本悠馬)