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上昇トレンドに入った日本株の今後の本格的な上昇を引っ張る銘柄とは? 2月に入りインバウンド(訪日外国人の消費)などが話題となった日本株市場だが、こうした銘柄には過熱感が見え始めた今、これからはどんなテーマが有望なのか? 今注目のこれから株価を押し上げるテーマと関連株をチョイスした。
インバウンドから次のテーマに目を移せ!
国内回帰の製造業のサポートで稼ぐ企業とは?
製造業の国内回帰が鮮明になっている。経済産業省が2014年末に行なった調査では、海外に工場を持つ738社のうち、約100社がすでに国内に一部の生産を戻したと回答した。今後もシャープ(6753)やパナソニック(6752)、ダイキン(6367)、TDK(6762)、オムロン(6645)などが製造ラインの一部を徐々に国内に移管する予定だ。
国内向け製品も海外で作って日本に逆輸入していたのだが、円安の定着や中国などの人件費が上がり、採算が悪化したためだ。
とはいえ日本は空前の人手不足。そこで注目したいのが、産業用ロボット。すでにファナック(6954)や安川電機(6506)などのロボットメーカーの株価は堅調な勢いだ。また、UTホールディングス(2146)やフルキャストHDなど、製造業への人材派遣を行なっている企業にも注目が集まっている。
◆「人手不足」で恩恵を受ける有望株ベスト7 銘柄名株価
チャートへ1フルキャストHD(4848)2コマツ(6301)3ファナック(6954)4川崎重工業(7012)5安川電機(6506)6CYBERDYNE(7779)7UTホールディングス(2146)ブランドの強さを武器にコストの
価格転嫁に成功した企業も買い
円安は原材料の高騰をもたらし、食品メーカーなどが春から製品価格の値上げに踏み切っている。こうした中、ブランド力が強い製品は値上げをしても売上げが落ちないため、利益率が向上する。こうした製品を持つ企業も「買い」だ。
◆「高ブランド」で恩恵を受ける有望株ベスト7 銘柄名株価
チャートへ1ヤクルト本社(2267)2ユニ・チャーム(8113)3ファーストリテイリング(9983)4明治HD(2269)5サントリー食品インターナショナル(2587)6味の素(2802)7森永乳業(2264)
また、4月下旬から安倍首相が訪米し、オバマ大統領と会談する予定と伝えられている。この時の「お土産」は、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の推進。…