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15日、ロシア・モスクワで、プーチン大統領とのインタビューの様子を放映した国営テレビの特番を見る女性(AFP=時事)
【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は、昨年2月に親欧州連合(EU)派デモ隊が親ロシア派のヤヌコビッチ政権を打倒したウクライナ政変後、ロシアが南部クリミア半島に軍事介入した際、核戦力を使用できる臨戦態勢に入る用意もあったと証言した。15日放送の国営テレビ特番のインタビューで語った。
ただ、軍事専門家が核戦力の臨戦態勢を進言したのに対し、プーチン大統領は「キューバ危機のような危機は必要ない」として却下したという。
大統領の発言は、クリミア半島は核使用を検討してまでも確保すべき「ロシア固有の領土」だとして編入の意義を国民にアピールするとともに、北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大をけん制する狙いを改めて示したものだ。
ただ、ロシア軍は抑止力の観点から建前上、クリミア危機にかかわらず核戦力を常に臨戦態勢に置いており、プーチン大統領の発言は「象徴的」な意味しか持たない。