[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
【リオデジャネイロ=吉田健一】ブラジル全土で15日、ルセフ大統領の経済政策や国営石油会社ペトロブラスを舞台にした過去最大規模の汚職事件などに抗議する大規模デモがあった。
地元紙グロボ(電子版)などによると、デモは首都ブラジリアなど全土で行われ、200万人以上が参加したとみられる。
野党系の市民団体などがインターネットで呼びかけた。参加者らは、前年同月比(2月)で7・7%上昇した物価への不満の声を上げ、与党系の政治家数十人が関与したとされる汚職事件を巡り、大統領退陣や議会による弾劾を求めた。
リオデジャネイロでは有名観光地コパカバーナビーチ沿いの大通りを数万人の参加者が埋めた。会社員アントニオ・アルベスさん(33)は「インフレで市民の生活は苦しくなる一方なのに、政治家は汚職で私腹を肥やしている。許せない」と話した。最大都市サンパウロでは、目抜き通り周辺に約100万人が集結した。
ブラジル政府は15日夜、「汚職対策を近いうちに示す」との声明を出した。