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中国メディア・中国日報は17日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で、国家観光局の李金早局長が「観光大国になるにはまず“トイレ革命”を」と発言したことを報じたところ、多くのユーザーが関心を寄せた。
記事は、李局長が取材を受けたさいに「トイレは(国の)顔。汚いトイレは旅行業推進の大きな努力を無駄にする。年間のべ37億人が訪れる観光客がトイレに行く回数は270億回を超える、世界の観光大国になるにはトイレという基礎の部分からしっかりやらなければならない」とコメントしたことを伝えた。
このツイートを見た微博ユーザーからは、「絶対に同意する」、「これはほんとうに重要だ」、「支持する。多くの場所のトイレは本当に汚くて死にそうになる」、「そのとおり。小さい都市のバスターミナルの待合室にあるトイレは有料なうえに吐きそうなほどの衛生状態だぞ!」といった賛成意見が数多く見られた。
このほか、「女子トイレの数を増やして欲しい」、「トイレに授乳室を設けるところからやって欲しい」、「設備を改造する必要はない。数を増やすのがいい」などといった具体的な提案もあった。観光客向けというよりも、日常生活を営む市民自体が困っているという印象を受ける。
また「トイレとは関係ない。人と関係があるのだ」など、トイレをきれいにしても市民のマナーが向上しなければ意味がないとするユーザーも多かった。
あるユーザーは「ぼったくり、各種入場料の値下げ、交通問題、空気の質など、トイレより急を要することはあるだろう」と指摘する。確かに、トイレ設備を増やしたり改善したりするだけでは「観光大国」にはなれない。さまざまな問題や課題を、バランスをとりながら同時に解決していく器用さが、今の中国には求められているようだ。(編集担当:近間由保)(イメージ写真提供:123RF)
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