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ドイツの考古学者シュリーマン(1822~90年)が、世界遺産トロイ遺跡(トルコ)の発掘後に書いた直筆の手紙が見つかり、所蔵する天理大付属天理図書館と天理参考館(奈良県天理市)が24日、発表した。
発掘成果をまとめた報告書が出版から間もなく「品切れ」になったことを示唆する内容で、参考館の巽善信学芸員は「人生をかけた発掘に成功した、笑顔のシュリーマンが浮かんでくる手紙」としている。報告書は約500部出版されたという。
シュリーマンは「トロイの木馬」で知られるギリシャ神話の都市、トロイの存在を証明しようと、1871~73年に発掘、多数の黄金製品を見つけた。