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2015年3月11日、参考消息網は韓国メディアの報道を引用し、韓国の大学では中国人留学生の増加でキャンパスの光景が様変わりしたと紹介した。
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記事によると、ソウルの建国大学では韓国人と思われる名前の学生に対し、教授が「中国語はできる?」と質問。学生が「できません」と答えると、「どの講義を受けるか選び直すように」と伝え、この学生を帰らせたという。教室に残ったのは80人に上る中国人留学生で、教授は中国語で韓国史の講義を行った。建国大学以外にも中国語だけで講義を進めたり、中国人留学生に限定した講義を行ったりする大学が出現している。
さらに、キャンパスの至る所から中国語が聞こえ、大学のパソコンを開けば中国のポータルサイトが出現するという光景も見られるようになった。統計によると、昨年の建国大学の中国人留学生は1235人に上り、同様に中国人留学生限定の講義を設けている慶熙大学は1689人、漢陽大学は1330人だった。
この状況について、大学関係者の多くが「中国人留学生が増えた結果、韓国人学生と同じ教室で講義を進めるとその学習効率に影響が生じるようになった」と説明。ある関係者は中国人留学生から「留学した気がしない」と不満が出ている現状も紹介し、「不満に対応するため毎年調整を行っている」と語る。
一方、大学のこのような取り組みには韓国人の学生からも苦情が出ており、「一種の差別ではないか」と憤る学生もいる。建国大学に通う韓国人の学生は「他に選べる科目がなかったので、卒業のため教授に無理を言って中国人留学生限定の講義を受けさせてもらった」と話し、韓国人学生の科目設置が十分でない中、中国人留学生に特化した講義を設けるのは不公平だと話す。また、他の学生も「留学生の母国語で講義を行う大学のやり方が正しいかどうか分からない」と疑問を呈している。(翻訳・編集/野谷)