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奈良市の薬師寺で15日、「月例まほろば塾」(読売新聞社後援)があった。お好み焼きチェーン「千房」(大阪市)の中井政嗣社長(69)が「できるやんか! ~人間って欠けているから伸びるんや」の題で話し、約280人が聞き入った。
中井さんは、当麻町(現葛城市)出身。国内外に64店舗を展開し、受刑者の就労支援にも取り組む。
講演では、社長業の傍ら、37歳で通信制高校に入学したエピソードを披露し、「学歴も能力も才能もなかったけど、いろんな人たちに支えられたおかげで今がある」と振り返った。
同社は全国で初めて刑務所内で社員を募集し、これまでに15人を採用。「過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。その未来に期待したい。何より、未来が変わったら過去も変わると、彼らを見て感じることができた」と語った。
参加した大阪府富田林市の専門学校生杉原舞子さん(30)は「人間の可能性を熱く語りかける姿勢に、感動しました」と話していた。