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今期限りでの引退を表明している敦賀市の河瀬一治市長(63)が19日、任期中で最後となる市議会の閉会あいさつで、5期20年間の市政運営を振り返った。初当選した1995年に高速増殖炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故が起き、今月17日には敦賀原子力発電所1号機の廃炉が決まるなど、「原発城下町」の首長ならではの経験に思いをはせた。
70年に運転を開始した敦賀1号機について、河瀬市長は「我が国初の軽水炉であり、電力の安定供給に貢献してきた。役目を終えることに一抹の寂しさを覚える」と語った。原発の再稼働が進まない現状などにも触れ「原発の長期運転停止や、これに起因する地域経済の低迷など、今なお的確な対応が求められる課題もある」と指摘した。
河瀬市長は一部で、国政への転身がささやかれている。ただ、今後については「愛する敦賀市の飛躍、発展のために努力したい」と述べるにとどめた。