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外国映画で英語を学ぶ「映画英語」を高校の科目として新設する動きが始まっている。岐阜県立羽島高校は東海3県で初めてとなる来春の開講を目指しており、教材作りを進めている。
羽島高校では昨年6月から、日比野彰朗教諭(33)と林洋佑教諭(33)が2、3年生の英語の授業で、「ローマの休日」「ハリー・ポッター」などの1シーンを繰り返し見せ、セリフの聞き取りやセリフを参考にした英作文などの授業を実施している。
同校の卒業生の大学進学率は約40%で、日比野教諭は「生徒の多くが中学で英語嫌いになり、受験のために学ぶという意欲も起きにくい」というが、授業に映画を取り入れると、「生徒の目の色が変わる」と効果を実感したという。
学習指導要領では、高校が教科に関する科目を独自に設置することが認められており、同校では、映画英語を1年間通して学べる科目の設置を決めた。同校は授業計画や教材を作成し、今夏にも県教委に科目開設を申請する方針だ。また、これまでの授業の成果を14日に名古屋市内で開かれる第3回映画英語アカデミー学会で報告する。
同学会副会長の寶壺(ほうこ)貴之・岐阜聖徳学園大学短期大学部准教授(英語教育)は「映画英語はより高度な学習と考えられてきたが、羽島高校では苦手意識のある生徒の意欲を高める効果もみられ、興味深い」と話している。