[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
長野県原村の八ケ岳連峰阿弥陀(あみだ)岳(2805メートル)で学習院大学山岳部員2人が行方不明になっていた遭難で、県警茅野署は11日、2人の遺体を収容した。同大4年で山岳部主将の吉田周平さん(22)=東京都杉並区下井草=と、同1年の土山莉里香(りりか)さん(19)=千葉県松戸市松戸=と確認された。滑落した可能性があるという。
同署によると、死因は吉田さんが全身を打った多発外傷、土山さんが低体温症。標高2560メートル付近の急斜面で、2人の体をロープでつないだ状態で発見された。近くに雪崩の跡があり、深さ約1.5メートルの雪に埋まっていたという。吉田さんは日本山岳会の学生部役員。
山岳部は7日、4泊5日の予定で5人で入山。8日に道に迷い野営、9日に土山さんが遅れ始めたため、吉田さんが付き添い、他の3人と別れたという。2人のビーコン(電波受発信機)が作動しており、発見現場付近には赤い手袋があった。
現場近くの山小屋の従業員によると、9日は夕方ごろから吹雪だったという。【近藤隆志、巽賢司】