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池袋暴走の男、危険運転否認=危険ドラッグ、7人死傷事故―東京地裁

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池袋暴走の男、危険運転否認=危険ドラッグ、7人死傷事故―東京地裁

 東京・池袋で2014年6月、危険ドラッグを吸引して運転し、7人を死傷させたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪に問われた会社員名倉佳司被告(37)の初公判が10日、東京地裁(安東章裁判長)であった。名倉被告は被害者に謝罪した上で、「運転に支障が出る恐れがある状態とは認識していなかった」と述べ、起訴内容を否認した。
 検察側は冒頭陳述で、名倉被告は10年から危険ドラッグを使い、友人に「記憶を失った」と話したことがあると指摘。週1回池袋の店舗で購入し、事故当日もこの店で買ったドラッグを吸ったと述べた。
 弁護側も冒頭陳述し、「運転しながらドラッグを2口吸い、頭がぼーっとした。過去に経験のない体調の異変を感じ、気付いたら事故を起こしていた」と突発的だったことを主張し、運転に当たり危険だとの認識はなかったと訴えた。
 同法は14年5月に施行。危険運転致死傷罪の適用範囲が「支障が出る恐れがある状態」に広げられ、15年以下の懲役を科せるようになった。 

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