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空気の澄んだ日には富士山が眺望できる田原市の蔵王山展望台で、富士山が見えた時の記念になる「富士山ストラップ」が発売された。授産施設が製作し、障害者の就労支援につなげるのがねらいだ。
ストラップは長さ7センチ、幅3センチのヒノキ板にひもをつけたもので、板には「蔵王山から富士山が見えました」の文字とともに二つの山が描かれている。名古屋市守山区の守山作業所で障害者が板を加工し、田原授産所(田原市)でひもを付け、ラッピングした。1個250円(税込み)。
標高250・4メートルの蔵王山山頂からは約150キロ離れた富士山が年間40日ほど見られるという。空気の澄んだ冬に見えることが多く、展望台には写真撮影にぴったりの「富士見デッキ」もある。感激した客から「記念品があれば」と要望された展望台の担当者が田原授産所に依頼し、実現した。
ヤノベケンジさんら世界的に活躍する美術家が率いる京都造形芸術大(左京区)の学内制作工房「ウルトラファクトリー」ゆかりの作家たちの作品を紹介する企画展が、ホテルアンテルーム京都(南区)で開かれている。
同工房では、学生たちが芸術家らと協働しながら、木工や金属加工、樹脂成形まで幅広い作品づくりを実践している。
会場には、同大学のやなぎみわ教授が京都国際現代芸術祭に出展している移動舞台車の下図や、同工房で指導する石橋義正さんの蛇女をモチーフにした映像などを展示。このほか、木材やコンクリートなどを組み合わせたオブジェなど同工房が主催するコンペティションで注目を集めた若手作家ら計18人の作品も並ぶ。
5月10日までで、入場無料。問い合わせは、同ホテル(075・681・5656)へ。
奈良市の薬師寺で23日、25日からの法要・修二会(しゅにえ)(花会式(はなえしき))を前に、金堂の本尊・薬師三尊像(国宝)のほこりを取り除く「お身拭い」が行われた。
山田法胤(ほういん)管主らの読経が響く中、若手僧侶や学生ボランティア約50人が、湯に浸した白布で、像を丁寧に磨き上げていった。
修二会は31日まで。「練行衆(れんぎょうしゅう)」の僧侶10人が1日6度、金堂で法要を営み、国家繁栄や五穀豊穣(ほうじょう)を祈る。
5月5日の端午の節句に向け、こいのぼりとともに揚げる「武者絵幟(のぼり)」作りが、愛知県岡崎市の製造会社でピークを迎えている。
老舗「ワタナベ鯉(こい)のぼり」の工場敷地では、戦国武将や金太郎、虎などが手作業で描かれた木綿の布の天日干し作業が行われている。
渡辺要市社長(66)は「本来は屋外に揚げるものですが、近年は部屋に飾れる小さなものが人気です」と話していた。
老朽化で建て替え工事を実施していたJR郡家駅(八頭町郡家)の駅舎と併設の交流施設「ぷらっとぴあ・やず」が完成し22日、同駅で記念の式典があった。
県産木材をふんだんに使った木造2階建て約460平方メートル。1階には改札や乗降客の待合室のほか、イベントなどに使う多目的交流スペース(96平方メートル)、2階には列車の発着や整備の様子を見られる展望スペースがある。通学で利用の多い県立八頭高の生徒から要望の多かったコンビニエンスストアも入る。八頭町が県の補助金などを活用して約3億6000万円で建設した。
同駅は第3セクター・若桜鉄道との分岐駅で、鳥取と京阪神、岡山を結ぶ特急も停車。旧駅舎は1919年完成と築100年近く、2014年から工事をしていた。式では、吉田英人町長が「人と人が出会い交流できる、使いやすい駅になった」とあいさつ。地元住民らが和太鼓を披露したり、傘踊りを舞ったりして、完成を祝った。同高生徒会の山本美空・副会長(17)は「前は雨の日でも屋根がなくて困ったが、これなら友だちとゆっくり話ができそう」と笑顔で話していた。