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海上保安庁は、従来の海図をより分かりやすくした外国船向けの「ルーティングガイド」(英語)の伊勢湾版を英国の海洋情報部と共同で発行した。価格は税込み3456円。これまでマラッカ・シンガポール海峡などのルーティングガイドが発行されているが、国内では初めて。今後は、東京湾、瀬戸内海、関門海峡なども順次発行する予定。
第4管区海上保安本部によると、ルーティングガイドは水深などの数字が多く書き込まれている従来の海図と違い、不要な情報は省いて港の特徴や航行ルールなど文字情報を地図上に盛り込み、見やすくしたことが特徴。また、従来の海図だと、港や航行ルールなどの情報が掲載された別の本と照らし合わせる必要があったが、ルーティングガイドでは1枚の地図上に情報がまとまっているため、実用性が高いという。
2013年に名古屋港に入港した外国船は8539隻で、外国船の入港が日本で最も多い港となっている。同海保海洋情報部の古川博康部長は「狭い海域を多くの船舶が航行する伊勢湾での安全な航行の一助として、外国船にぜひ活用してもらいたい」と話している。
岐阜県博物館(岐阜県関市)は22日、羽幌町で、太古に絶滅した海獣「パレオパラドキシア」の世界最古の化石を発見したと発表した。同館の河部壮一郎学芸員(29)と、東京大大学院生の松井久美子さん(26)との共同研究で判明した。7月に日本古生物学会の研究誌に掲載される。
パレオパラドキシアは太平洋沿岸に1300万年前頃まで広く分布した哺乳類で、ゾウやマナティー、ジュゴンなどに近いとされるが、絶滅しているために生態は謎に包まれている。
化石が見つかったのは2010年6月。同町の築別川上流域で、右肩部分の三つの骨が見つかり、関節がほぼつながった状態だった。これまで埼玉県小鹿野町で見つかった約1900万年前の化石が最古とされていたが、地層の年代などから、2400万~2100万年前の化石とわかった。骨の形状や大きさなどから、これまでの標準的な体長(2~3メートル)よりも小柄(1・5メートル)であることも分かり、河部学芸員は「新種とまでは言い切れないが、進化を考える上で考察が必要」と語った。発見場所も最も北といい、松井さんは「生息域は従来の推定より広がった」と話した。
同館では5月6日まで、化石を展示している。問い合わせは同館(0575・28・3111)。
みさき公園(岬町淡輪)で、カピバラの赤ちゃん2匹がすくすくと育っている=写真=。デビューに向けて屋外運動場に慣れる練習をしており、同園は4月10日前後から公開する予定。
カピバラは南米に生息するネズミの仲間。2匹は父ガビンチョ(4歳)と母ジェルミン(同)の子で、2月25日に誕生した。同園によると、2匹とも順調に育っており、体長約40センチ、体重約3.5キロに成長。母親に乳をねだったり、餌のササをかんで遊んだりしている。
飼育係の辻本沙江美さん(25)は「おっとりしているが、健康に育って園を代表する人気者になってほしい」と話していた。
現在は、南米に生息する動物の獣舎を巡る「南米の森ミニツアー」(開催日に園で受付)で見ることができる。問い合わせは、みさき公園(072・492・1005)へ。
◇犠飛 着実に加点
2年ぶり6度目の選抜出場となった敦賀気比は23日、奈良大付(奈良)との初戦を勝利で飾った。二回に先制すると、三回、七回にも着実に加点。右腕のエース平沼翔太投手は相手打線を1安打に抑える好投で、2万人の観衆を沸かせた。
二回、松本哲幣選手が中前打で出塁すると、7番の上田竜也選手が外角の直球を振り抜き、右中間を破る適時二塁打で1点を先制。さらに三回、右翼線に二塁打を放った中井基継選手が、七回も中越え二塁打の篠原涼選手がそれぞれ犠飛で生還して1点ずつ追加した。
変化球がさえて10三振を奪い、相手に三塁を踏ませなかった平沼投手は「昨夏の経験を生かして冷静に投げられた」と振り返った。
東哲平監督は「平沼がよく頑張ってくれ、安心して見ていられた。次の試合にも思いっきり向かっていってほしい」と話した。
<一球一瞬>背番号「17」大暴れ3安打
狙っていたのは直球のみ。二回一死、甲子園の初打席で、持ち前の思い切りの良さで振り抜くと、鋭い打球が遊撃手の右を抜けた。続く上田竜也選手の適時打で先制のホームを踏んだ。
背番号17、打順6番の松本哲幣選手。チーム初ヒット後も、右翼線三塁打、右中間二塁打を放ち、4打数3安打と気をはいた。
「自分は得意の打撃で貢献するしかない」
昨秋の新チーム結成直後、練習中に背中付近の肉離れを起こし、試合にも出られなかった。けがを癒やす一方、地道に走り込みや筋トレなどに取り組み、課題だった下半身の強化に専念。その結果、打球の鋭さが増し、昨秋の公式戦では6試合で打率5割を残し、北信越大会優勝に貢献した。
守備では、木下翔吾選手らと激しい外野のレギュラー争いを続けるが、好調な打撃はキープし続けた。
今月17日の練習試合でも複数安打を放ち、強烈にアピール。「一番調子の良い選手を使う」とした東哲平監督から、22日のミーティングで「明日いくぞ」と先発出場を告げられた。
采配通りの活躍に「さすがに出来すぎ」と照れ笑いを浮かべ、ベンチの木下選手も「仲良しでもライバル。(活躍は)うれしいけど、やっぱり悔しい」。
だが、決して満足はしていない。七回にも二死一、二塁の好機に打席に立ったが、凡打に終わった。
「スイングが中途半端だった。下位打線で点をとらないと、勝ち上がれない。今度は迷わずフルスイングする」。そう誓った。(平井宏一郎)
姫路市豊富町のレジャー施設「姫路セントラルパーク(HCP)」は同施設サファリパークの人気ナンバーワンの動物を、同施設のフェイスブック(FB)の投票で選ぶイベント「第1回HCP動物総選挙」を行う。ホワイトライオンなどに並ぶ新たな〈タレント〉を発掘し、来場者の増加につなげていくのが狙いだ。投票は4月5日までで、同月6日に開票して決める。(田上秀樹)
「ブサカワは世界を救う~すべての人に笑顔を」(ライオン)
「いつでもスピード勝負」(チーター)」
「カワイイものにはトゲがある」(ハリネズミ)
同施設のFBとツイッターには、ライオン「なぎさ」、コツメカワウソ「ちっぷ」、カピバラ「ローズ」など「立候補」した10種類の動物たちを写真で紹介し、それぞれの特徴や意気込みなども添えている。最多得票の動物は1年間、同施設のシンボルとしてFBとツイッターの表紙画面に掲載したり、一日の活動を写真で紹介したりして、露出を増やし同施設の盛り上げ役を担う。
投票ができるのは、同施設のFBで「いいね」のボタンを押した人で、FBに掲載されたポスターの中から意中の動物を選び、「いいね」を押して投票する。「いいね」の数が最も多い動物が1位となる。
同施設内でも、「選挙ポスター」を掲示し、QRコード(2次元バーコード)を携帯電話やスマートフォンで読み取るとFBにつながる。
問い合わせは同施設(079・264・1611)へ。