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長野県原村の八ケ岳連峰阿弥陀岳(2805メートル)で、学習院大学山岳部員5人のうち、「男女2人が下山途中にはぐれた」と同部関係者が9日夜、県警茅野署に届け出た。同署は10日朝、捜索を始めた。現場はふぶいてヘリコプターが使えず、署員らが地上から2人を捜している。
同署によると、安否が不明なのは東京都杉並区の4年の男子学生(22)と、千葉県松戸市の1年の女子学生(19)。2人は別の部員3人とともに7日から1泊2日の予定で入山。8日の下山中、5人とも道に迷って野営し、9日に再び下り始めたが、途中で2人がはぐれたという。仲間の3人は下山して無事だった。【稲垣衆史】
長崎県佐世保市で昨年7月、高校1年の女子生徒=当時(15)=が同級生だった無職少女(16)に殺害された事件で、長崎地検が医師に委嘱した少女の精神鑑定の結果、精神障害などの確定診断には至らないとして、刑事責任能力に問題はないと判断されていたことが11日、関係者への取材で分かった。一方、少女が事件前に通院した病院では、「非定型自閉症」と診断されていたことも判明した。
栃木県さくら市の市立中学校で今月2日、50代の男性教諭がイスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)の人質となって殺害されたとみられる後藤健二さん(47)の遺体の画像を社会科の授業で生徒に見せていたことが分かった。同市教委が10日午前、記者会見し、「生徒の受け止め方に配慮が足りない不適切な対応だった」と謝罪した。
市教委によると、男性教諭は2年生1クラスと3年生2クラスで、モザイク処理されていない遺体の画像や処理後の動画を教室の電子黒板や自分のスマートフォンで見せたという。いずれも事前に「見なくてもいい」「見ても大丈夫か」などと伝え、計約80人の生徒が見たが、体調不良などの訴えはなかったという。
教諭は日ごろから授業で時事ニュースを取り上げているといい、今回は「非人道的な行為をしないでほしいとの思いで見せた」と話しているという。市教委は生徒の心のケアのためスクールカウンセラーの配置増を検討するという。【加藤佑輔、田中友梨】
東日本大震災に伴う福島県いわき市の小名浜港背後地開発事業で、平成28年春を予定していた大型複合商業施設「(仮称)イオンモールいわき小名浜」の開業時期が半年以上遅れる見通しになった。10日、イオンモールと市が市役所で会見し明らかにした。
当初計画では今年3月に着工し、約1年で施設が完成するとしていた。しかし、全国的な建設需要の高まりを受け、施工業者の作業員確保や資材調達が難航し、計画を見直した。着工時期は今年夏ごろになり、完成までは1年以上かかると見込んでいる。
イオンモールの岩村康次開発本部開発統括部長は「人材不足など状況の深刻さに驚いている。1日も早いオープンを目指す」と述べた。用地を整備するいわき市の伊藤公二都市建設部長は「イオンモールと連携し、早急に計画(の全体)をまとめたい」と語った。
岩手県滝沢市でアイドルグループAKB48のメンバーら3人が握手会中に切りつけられた事件で、傷害と銃刀法違反の罪に問われた無職梅田悟被告(24)=青森県十和田市=に対し、盛岡地裁は10日、懲役6年(求刑懲役7年)の判決を言い渡した。岡田健彦裁判長は「残忍で一歩間違えれば命さえ奪いかねない危険な犯行だ」と述べた。
判決によると、梅田被告は昨年5月25日午後4時55分ごろ、握手会場でメンバーの川栄(かわえい)李奈さん(19)と入山(いりやま)杏奈さん(19)、男性スタッフを、カッターナイフの替え刃を取り付けたノコギリで次々に切りつけ、重傷を負わせた。
弁護側は、被告は反省しているとして情状酌量を求めたが、岡田裁判長は「責任は重大で、無差別的な傷害事案の中でも非常に重い」と指摘。同じようなイベントが中止になったり、警備の強化を余儀なくされたりしたことに触れ、「社会的影響も軽視できない」と述べた。