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コンサルティング業務を架空発注し、情報システム構築大手の「ネットワンシステムズ」(東証1部上場、東京都千代田区)から3億6750万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課などは11日、詐欺容疑で、同社元幹部森浩幸(54)=岐阜市則武東=、「十六銀行」(岐阜市)の元行員兼松英作(50)=岐阜県美濃加茂市深田町=、IT関連会社「TIS」(東京都新宿区)元幹部の山田英司(52)=江東区大島=の3容疑者を逮捕した。
同課は、3人が2005~12年、約50回にわたり、同様の手口で現金約7億8910万円をだまし取ったとみている。詐取金は3人が私的に使ったとみられる。
同課によると、森容疑者は認否を保留。兼松容疑者ら2人は「だますような行為は一切していない」などと否認しているという。
逮捕容疑は、ネット社が十六銀から請け負ったネットワーク関連業務に関して、別の都内の会社にコンサルティング業務を発注したように装い、11年5月下旬、ネット社から3億6750万円をだまし取った疑い。
森容疑者は十六銀を退職後、ネット社に移り営業部門を担当。兼松容疑者は十六銀のシステム開発部署に所属していた。いずれも勤務先を13年に懲戒解雇され、ネット社が警視庁に刑事告訴していた。
人気の米スポーツシューズブランド「ニューバランス」の偽物を販売目的で所持したとして、警視庁板橋署は10日までに、商標法違反(販売譲渡目的所持)容疑で、神戸市長田区高東町、無職的場一真容疑者(31)を逮捕した。黙秘しているという。
逮捕容疑は8日、自宅で偽のニューバランスのスニーカー1足を販売目的で所持し、商標権を侵害した疑い。
同署によると、的場容疑者はインターネットオークションで、人気モデル「574」の偽物のスニーカーを販売。2013年12月から少なくとも800万円以上の売り上げがあったとみられる。スニーカーは中国製で、同署は入手経路についても調べている。
同署は的場容疑者の自宅から433足のスニーカーを押収した。
長野県警茅野署は11日、八ケ岳連峰・阿弥陀岳(2805メートル)で行方不明となっていた、学習院大山岳部主将で4年生の吉田周平さん(22)=東京都杉並区下井草=と、部員で1年生の土山莉里香さん(19)=千葉県松戸市松戸=の遺体を山中で発見し、ヘリコプターで収容した。
同署によると、2人を含む部員5人は7日から4泊5日の予定で入山。8日に阿弥陀岳に登頂して山小屋へ戻る際、道に迷いビバークした。9日に歩き始めたが、土山さんが遅れ、付き添った吉田さんと共に行方不明となっていた。
他の3人は小屋に着き、9日夜に大学を通じて救助要請していた。
11日午後、県警ヘリの乗組員が赤い手袋を見つけ、山岳遭難救助隊員らが付近の斜面を捜索した結果、雪に埋もれた2人を発見した。
和歌山県紀の川市で小学5年生の男児(11)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された無職、中村桜洲(おうしゅう)容疑者(22)について、精神状態を調べるための鑑定留置をする方向で検討が進んでいることが捜査関係者への取材でわかった。
鑑定留置は専門医による精神鑑定のため、容疑者を一定期間、専門施設に留置するもので、起訴前に地検が裁判所に請求することがある。中村容疑者は雑談には応じているものの、裁判員裁判で刑事責任能力の有無が争点となる可能性も見据えて鑑定留置が検討されているという。
県警によると、殺された小学5年生の森田都史(とし)君は5日午後4時15分ごろに襲われたとみられている。遺体には約10カ所の傷痕があり、胸の傷は28センチに達し、頭にも深い傷があった。明るい時間帯にひと目につく大型刃物で襲われた可能性があり、県警は特異な犯行状況の事件とみている。
東京・池袋で2014年6月、危険ドラッグを吸引して運転し、7人を死傷させたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪に問われた会社員名倉佳司被告(37)の初公判が10日、東京地裁(安東章裁判長)であった。名倉被告は被害者に謝罪した上で、「運転に支障が出る恐れがある状態とは認識していなかった」と述べ、起訴内容を否認した。
検察側は冒頭陳述で、名倉被告は10年から危険ドラッグを使い、友人に「記憶を失った」と話したことがあると指摘。週1回池袋の店舗で購入し、事故当日もこの店で買ったドラッグを吸ったと述べた。
弁護側も冒頭陳述し、「運転しながらドラッグを2口吸い、頭がぼーっとした。過去に経験のない体調の異変を感じ、気付いたら事故を起こしていた」と突発的だったことを主張し、運転に当たり危険だとの認識はなかったと訴えた。
同法は14年5月に施行。危険運転致死傷罪の適用範囲が「支障が出る恐れがある状態」に広げられ、15年以下の懲役を科せるようになった。