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失恋直後の女性は、できたての豆腐のようにナイーブで傷つきやすいもの。「心の隙につけ込むチャンス!」とばかりに安易な言葉で慰めようとすると、逆に強い反感を買ってしまうことも多いようです。そこで今回は、10代から20代の独身女性396名に聞いたアンケートを参考に、「ナイーブな失恋女子を傷つける!間違った励まし方」をご紹介します。
【1】面食いを暗に批判する「やっぱり顔で選んじゃダメだよね」
「顔も性格も全部好きだったの!自分がブサイクだからってひがまないでほしいと思います」(20代女性)というように、「顔で選んだ」と決めつけるのは、女性を苛立たせてしまうようです。「顔がいい男は誠意がない」という先入観も、冷静に考えればナンセンスでしょう。
【2】何事も学習だと言いたげに「でもさ、いい経験になったじゃん」
「『いい経験』で納得できるほど整理がついてない!」(10代女性)というように、経験の一言で済ますのは、「さっさと現実を見ろ」と言っているようなもの。本人が自然に受け止められるようになるまで、無理やり前を向かせるセリフは残酷でしょう。
【3】元カレの悪口を言いつつ「あんな男、君にはふさわしくなかったよ」
「アナタが彼の何を知ってるわけ?と言いたくなる」(20代女性)というように、女性の肩を持つのはいいですが、勢い余って元カレを攻撃すると、「まだ好きな彼の悪口を言われたくない」という女性心理を刺激してしまうようです。うかつな悪口は自分に返ってくると心得ましょう。
【4】具体性がまるでない「人生にはそういうこともある!」
「アナタ様はどれだけ経験豊富なんですか?」(20代女性)というように、「ままならないのが人生」という悟り系のセリフに説得力を持たせるには、人生経験の重みが必要なようです。自分より恋愛経験の少ない男性に言われれば、女性が腹を立てるのも当然でしょう。
【5】まるで誰でもいいかのように「男なんていくらでもいるよ。さっさと次行こう」
「好きな人がそんなにホイホイ出来るわけないのに…ひどいと思います」(20代女性)というように、「数撃ちゃ当たる」的なセリフも女性の怒りを誘うようです。恋する乙女の真剣な想いをギャンブルのような確率論と同列に扱っても、まったく同意は得られないでしょう。
【6】自分と同類扱いして「俺もフラれたばっかり。仲間だね!」
「無理やり共感してるフリをされてもウザい」(10代女性)というように、自分の失恋経験と重ねて仲間意識を持たせる作戦も、女性にとっては腹立たしいようです。間違っても「フラれた同士仲良くしようよ」などと追い打ちをかけないようにしましょう。
【7】分相応を説くように「あんまり高望みしなければ、すぐ次が見つかるでしょ」
「『大した魅力のない女』って言われるのと同じですよね」(20代女性)というように、冷静ぶって女性を値踏みするようなセリフも怒りを買うようです。他人の価値を分析するような態度が、すでに上から目線になっていることを肝に銘じましょう。
【8】欠点をダメ出しして「そのキツイ性格を直したほうがいいよ」
「むしろ自分の無神経さをなんとかすれば?と思います」(20代女性)というように、このタイミングで女性の欠点を指摘するのは、アドバイスどころか傷口に塩を塗りこむようなもの。シビアな助言は女友達に任せましょう。
【9】ぼんやりした一般論にすり替えて 「男ってそんなもんだよ」
「同じ男でもアンタと彼は違う人間だから!と言い返したい」(20代女性)というように、フラれた原因を漠然とまとめてしまうと、失恋の経緯に納得していない女性を不快にさせてしまうようです。具体的な説明ができないなら、無理に解説しようとせず聞き役に徹しましょう。
失恋女子の傷ついた心は、平常時よりもずっと過敏な状態です。よかれと思った慰めのセリフも逆効果になりやすいので、声をかけるときは細心の注意が必要でしょう。(呉 琢磨)
【調査概要】
期間:2014年12月1日から8日まで
対象:合計396名(10代、20代の独身女性)
地域:全国
方法:インターネット調査