■上っ面のテクニックだけでは、幸せな恋愛・結婚は掴めない!
「愛される女性ができるモテ・テクニック」「恋愛にふさわしい男性の条件」「LINEの返信テクニック」など、巷には、さまざまな恋愛テクニックが溢れています。
ただ、上っ面のテクニックだけでは幸せな恋愛・結婚は掴めません。本当の意味で、幸せな恋愛・結婚をするための最短の道は何でしょうか?
■上っ面のテクニックは効果ある?
例えば、上辺だけの恋愛テクニックを使うとどうなるのでしょうか?
小手先のテクニックだけで引っかかる(程度の)男性と縁ができます。
さらに、自分と違うキャラを演じて相手を惹きつけるので、段々、自分自身が疲れてきます。単に「恋愛をしたい」だけならまだしも、幸せになりたいのであれば、良い方法とは言えないでしょう。
また、恋愛テクニックは、使う人、使う相手によっても結果は変わってきます。
例えば、使う人が絶世の美人か、それとも平均的な容姿の女性かによって結果は違うでしょうし、それをモテモテの男性に使うのか、恋愛には無縁の男性に使うのか、さらに相手の性格がSなのかMなのかによっても、効果は変わってくるでしょう。
■婚活情報に振り回されていない?
「男性は女性のスペック(特に年齢と容姿)を重視する」と書かれている婚活本は多いものです。ただ、それは一般論です。実際は、若くなくて、美人ではなくても、男性に愛される女性もいます。
さらに、女性が子供を産めなくなった年齢になったからこそ、マッチする相手だっています。
例えば、50歳以上で、前妻との間に子供がいて、これからは自分の人生をゆっくり歩みたいから、今からまた子供を育てようとは思っていない男性だっているでしょう(※50歳だとしたら、現実問題、子供が20歳になったときには70歳。年金生活で子供の学費を出すよりも自分のことで精いっぱいの可能性もアリ)。
つまり、世代によって、それぞれ出会いがあるのです。
■年齢が上がると、結婚できない?
さらに、「年齢が上がるにつれて、結婚できる確率が低くなる」と、よく言われるものです。
ただ、その統計では「結婚したいと思っていない人」も含まれていることを忘れてはいけません。さらにそれは、現段階での情報に過ぎず、現代のように結婚をしない若者が多くなると、10年後、20年後は事情も随分、変わってくるでしょう。
例えば、35歳以上の婚活女性は、そういった「結婚できる確率のデータ」だけを見て、「自分がその“結婚できる側”の少数派に入るのは難しい」と思いがちです。
ただ、現段階で「35歳以上で、独身でいる人は既婚の人よりも少ない」ということ。つまり、自分の意図はどうであれ、すでに自分は“少数派”にいるのです! 「少数派につくのは難しい」というのであれば、自分はすでに「結婚している」はずなのです(笑)。
つまり、どんな人にも、自分が少数派の「結婚できる」方に入る可能性はあるのです。
もちろん、そういったデータを鵜呑みにするのかしないのは、個人の自由。ただ、それで焦って、自分の魅力を損なわせてしまっては、逆に「自分が結婚できる確率を下げる」ことになるでしょうね。
■自分自身のために自分を磨く!
恋愛・結婚に限らず、人とのつながりは「類は友を呼ぶ」ものです。つまり、同じような思想をもっている者同士が結びつきやすくなっています。
それはどういうことかと言うと、自分が成長していることを相手がまだできていない段階だと、「魅力のある人だ」と思えないこともありますし、逆もまた然りです。
さらに自分が成長することで気付ける相手の魅力もあります。それこそ、それができていないと、スペックでばかり人を判断するようになるでしょう。だからこそ、良い人と縁を作るには、自分が魅力あふれる人になるしかないのです。
そして、その魅力あふれる人とはどういう人か? というと「相手に好かれたい」という理由だけで上っ面のテクニックばかりを磨くのではなく、「自分自身のために自分を磨ける人」だと言えます。
現在放送中のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」でお馴染みの吉田松陰は、こういう言葉を残しています。
「学問をする上で大切なことは、自分を磨き自分を高めることにある。自分のためにする学問は、しっかりした人間を志(こころざ)す人の学である。人にほめられるためにする学問は、とるに足らない人の学である」(引用:松陰神社ブログ)
ある意味、上っ面のテクニックというのは、ここで言う「人にほめられるためにする学問」と似ているのではないでしょうか。
それをしてしまう“とるに足らない人”を素敵だと思う人は、同じように“とるに足らない人”だとも言えます。
結局は、類は友を呼ぶもの。だからこそ、幸せになりたければ、自分を内面からしっかり磨くしかないんですよね。それが、幸せな恋愛、結婚を引き寄せる“最短の道”と言えるでしょう。
文・ひかり (All About ひかりの恋愛コラム)