[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
実は男女について、以下のような法則があると言ったら、あなたはどう思いますか?
「美男美女のカップルには、娘が生まれやすい」
「ハンサムな男性よりも、美人の女性の方が多い」
恐らく、「う~ん、確かにそうかな」と何となくもやもやしつつ、納得してしまう方は多いはずです。しかしこれらの法則が、実はただの噂ではなく、科学的な根拠があるとしたら驚いてしまうのではないでしょうか。
今回は、オーストラリアのニュースサイトnews.com.auの記事から「地雷を踏んではばからない進化心理学の科学者」と評される、日系人科学者サトシ・カナザワ氏の衝撃の研究に迫ります。
男女の“イケてる度合格差”が、いっそう目立つ昨今。魅力的な女性は増えているというのに、それに比べて男性の方は一体どうなっているのか気になりませんか?
研究によると、美男美女カップルからは、普通のカップルに比べて第一子に娘が生まれる確率が36%高いことが判明しました。この発見は、両親の双方に備わっている特質から、利益となるものを受け継いだ子どもが生まれやすいという『進化論』の考え方を支持するものです。
進化論の用語に『選択圧』という言葉があります。選択圧とは、実際に生存率に差をもたらす自然環境の力を意味しています。
例えば、砂漠では砂色の体が保護色であったり 、発汗が抑えられわずかな水分を有効利用できる体であったりすると、生きのびやすいので、そういった個体が生まれやすくなることなどが例に挙げられます。
この研究では選択圧は、両親の持つ特質が女の子よりも男の子に受け継がれた方がよい場合、男の子が生まれやすいということを意味します。例えば、体格が大きいことや強さと攻撃性など、男性の競争力を増すような特質がそれにあたります。
また一方で、両親の持つ遺伝的特質が女の子にとって好都合なものである場合、この両親からは女の子が生まれやすくなります。
この結果について、研究のリーダーで、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの進化心理学者のサトシ・カナザワ氏は、
「身体的魅力は男女双方にとって利益となりますが、男性より女性にとって、ずっと好都合な要素です。ですから、身体的に魅力的な両親、つまり美男美女の両親からは女の子が生まれやすくなるのです」
と解説しています。
カナザワ博士の研究は、アメリカ人3,000人を対象にした『青年期の健康に関する国民長期研究』という調査に基づいて結論づけられています。彼らの第一子の性別を見てみると、美男美女の両親からは女の子が多く生まれています。
「身体的な魅力は遺伝します。そして、美男美女の両親からは女の子の方が多く生まれやすく、そうでない両親からは男の子が生まれやすいため、時の経過に従って、身体的魅力の平均値に男女差が生じるのです。つまり、一般的に男性より女性の方が、より魅力的になるというわけです」
とカナザワ博士は語っています。
カナザワ博士の前回の研究内容は、科学者、数学者、エンジニアなどのシステマチックな『男脳』の持ち主や、体格が大きく、背の高い両親や、暴力的な父からは男の子が生まれやすいというものです。
逆に言えば、共感的な『女脳』を持つ看護師、ソーシャルワーカー、保育士等の女性に、娘が生まれやすいということになります。
いかがでしたか? 男女のイケてる度合格差は、男女それぞれの生存戦略の結果だというわけですね。イケメンがもてはやされ、デパ地下のスイーツ売り場がイケメン店員で埋め尽くされる昨今、選択圧にも、何か変化が出ているのではないかとちょっと気になりますよね!
【参考】
※ Beautiful people have girls | News.com.au
※ Dr Satoshi Kanazawa