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北方領土高校生弁論大会で優秀賞を受賞した山際一輝さん(左)、最優秀賞を受賞した渡辺理さん(中央)の表敬を受ける安倍晋三首相=19日午前、首相官邸
安倍晋三首相は19日、首相官邸で、北方領土高校生弁論大会で最優秀賞を受賞した北海道の私立立命館慶祥高校2年の渡辺理さん(16)らの表敬を受けた。首相はロシアとの北方領土交渉に関し「平和条約がない異常な状況を早く改善していくべきだということについては、プーチン大統領とも一致している」と説明。「北方四島の返還に向け、粘り強く交渉していく」と約束した。
ミシェル・オバマ米大統領夫人(左)を出迎える安倍晋三首相夫人の昭恵さん=19日午前、東京都港区の飯倉公館
来日中のミシェル・オバマ米大統領夫人は19日午前、安倍晋三首相の昭恵夫人と共に、教育に関する日米共同行事に出席した。両夫人は都内の女子大生を前に、途上国での女子教育の重要性について演説。この分野での熱意を共有する日米の両夫人がタッグを組み、協力を呼び掛けた。
両夫人は行事で、女子教育推進に向けた日米間協力に関する文書を発表。日米が連携して学習環境改善に取り組むことや、国際協力機構(JICA)と、途上国にボランティアを派遣している米政府組織「平和部隊」の協力強化を盛り込んだ。
講演するクリントン元米大統領=18日午後、東京都新宿区の早稲田大学
クリントン元米大統領は18日、早稲田大学で開かれた「ケネディ大統領のトーチ 引き継がれる遺産」と題して行われたシンポジウムで講演、ソ連との冷戦まっただ中で部分的核実験禁止条約(PTBT)を締結するなど、人類の共存共栄に向け尽力したと述べ、ケネディ元大統領の偉業をたたえた。
クリントン氏はケネディ元大統領の功績として、PTBTのほか宇宙開発計画、開発途上国の発展に貢献する技術協力ボランティアら「平和部隊」の創設を挙げ、「ケネディ氏は地球上のすべての人に平和を享受する権利があると信じていた」と強調した。
参院予算委員会で答弁する安倍晋三首相=18日午後、国会内
安倍晋三首相は18日午後の参院予算委員会で、春闘で大手企業が大幅なベースアップ(ベア)を回答したことについて「賃金上昇は過去15年間で最高となった昨年の水準をさらに上回る勢いだ」と歓迎した。その上で「今後とも労使がしっかり真摯(しんし)な議論を行っていくことが求められる」と述べ、経済界に賃上げ努力を促した。次世代の党の江口克彦氏への答弁。
首相は衆院選直後の昨年12月に政労使会議を開き、2年連続の賃上げを要請したのを念頭に、「普通の労使交渉だけではなかなか(難しい)。デフレマインドが経営者の中にこびりついている。好循環に向け賃上げの必要性を経営者にもご理解いただきたい」と強調。今後の政労使会議の在り方については「必要に応じて行っていきたい」と述べた。
首相は答弁で、12年連続でベアを実施した大手家具販売のニトリホールディングスを例に挙げ、「本来、外で作って輸入しており現在の為替動向は必ずしもプラスになっていないにもかかわらず、5000円以上の思い切ったベースアップを決定した」と評価。「こうした流れがしっかりと広がっていくことを期待したい」と語った。
安倍晋三首相は18日午前の参院予算委員会で、夏に発表する戦後70年談話に向けた有識者懇談会の論議に関し「21世紀の世界の在り方、その中で日本が果たすべき役割を大いに議論してほしい」と強調した。同時に「幅広い有識者から、さまざまな意見を聞いた上で、政府として新たな談話を検討していきたい」と述べ、懇談会が7月までに出す報告を踏まえ、作成する考えを表明した。
戦前史を客観的に分析、検証する必要性についての質問に対して、首相は「先の大戦に至る歴史総括は学者や歴史家に委ねるべきだ。政府が発言すると、直ちに政治、外交問題化する」などとして否定的な見解を示した。
【共同通信】