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安倍晋三首相は18日午前の参院予算委員会で、夏に発表する戦後70年談話に向けた有識者懇談会の論議に関し「21世紀の世界の在り方、その中で日本が果たすべき役割を大いに議論してほしい」と強調した。同時に「幅広い有識者から、さまざまな意見を聞いた上で、政府として新たな談話を検討していきたい」と述べ、懇談会が7月までに出す報告を踏まえ、作成する考えを表明した。
戦前史を客観的に分析、検証する必要性についての質問に対して、首相は「先の大戦に至る歴史総括は学者や歴史家に委ねるべきだ。政府が発言すると、直ちに政治、外交問題化する」などとして否定的な見解を示した。
岸田文雄外相は17日午前の記者会見で、中国の王毅外相、韓国の尹炳世外相と、21日にソウルで日中韓外相会談を開くと正式に発表した。2012年4月に中国で開かれて以来、約3年ぶりの開催となる。日中韓首脳会談の実現時期について話し合う。北朝鮮の核・ミサイル問題も議題となる見通し。
外相会談について、岸田氏は会見で「幅広い分野で3カ国の協力案件を議論し、地域や国際情勢について意見交換したい」と述べた。首脳会談に関しては「3カ国の関係を未来志向で発展させるために重視している」と強調、早期実現に意欲を示した。
【共同通信】
自民党の三原じゅん子参院議員(50)は16日の参院予算委員会で、日中戦争から第2次世界大戦にかけて、当時の政府が用いた「八紘一宇」を、「日本が建国以来、大切にしてきた価値観だ」と訴え、今後の日本のあるべき姿として紹介した。17日付のブログでも、重ねて言及した。
八紘一宇には「世界を一つの家とする」という意味がある。戦前・戦中には、天皇を中心とした日本の海外進出を正当化するスローガンとされた経緯がある。
【共同通信】
安倍晋三首相(右)と握手する米国のクリントン元大統領=17日夜、首相公邸(代表撮影)
安倍晋三首相は17日夜、首相公邸でビル・クリントン元米大統領と夕食をともにしながら会談した。首相は4月下旬からの訪米に向け、日米同盟の深化や文化交流の推進、東アジア情勢などをめぐり意見を交わしたとみられる。
首相とクリントン氏は故ジョン・F・ケネディ元大統領の「遺産」をテーマに18日に早稲田大学(東京都新宿区)で開かれるシンポジウムでそろって講演する予定。夕食会にはケネディ元大統領の長女のキャロライン・ケネディ駐日米大使や森喜朗元首相が同席した。
政府は17日までに、特定秘密保護法に基づき昨年末までに「特定秘密」に指定した10行政機関382項目の情報のうち、防衛省を除く9機関135項目の概要を民主党側に示した。民主党の後藤祐一衆院議員が1月末の衆院予算委員会で開示を要請していた。
開示されたのは特定秘密のリストに当たる「特定秘密指定管理簿」。指定期日や特定秘密の概要、特定秘密管理者、有効期間、秘密保護法のどの規定に基づいた措置なのかなどを記している。
管理簿によると、国家安全保障会議(NSC)の国家安全保障局長が管理する「国家安全保障会議の議論の結論」に関する情報などが特定秘密に含まれている。