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2015年春闘集中回答を受け、記者団の質問に答える経団連の榊原定征会長=18日午後、東京都千代田区の経団連会館
経団連の榊原定征会長は18日、主要企業の春闘一斉回答を受けて記者会見し、自動車や電機が軒並み前年実績を大きく上回るベースアップ(ベア)を決めたことを「経済の好循環の2巡目を力強く回す大きな力となる」と歓迎した。政府が賃上げを促す場となった「政労使会議」に関しては、「デフレ克服のため、必要があれば今年もやることはあり得る」と述べ、2016年春闘に向けた開催を受け入れる考えを示唆した。
榊原会長は今春闘をめぐり、デフレ脱却に向けた経済界の対応として、2年連続の賃上げの必要性を重ねて指摘し、昨年12月初めの段階でベア容認の姿勢を示していた。こうした経緯から榊原会長は「各企業が要請に応えてくれた。前年を上回る3%近い賃上げになるのではないか」と充足感をにじませた。
一方、日本商工会議所の三村明夫会頭は18日の記者会見で、会員の主体である中小企業の春闘に主要企業の賃上げが与える影響について「大企業がこれだけ上げたら、いろいろな形である」と述べ、一定の波及効果があるとの見方を示した。