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食べたり、飲んだりする際に足りなかったり、持て余したりする。そこでいま食品や飲料の中には、その容量について一考したものが注目を集めている。
食べ物や飲み物には、1人分と呼ばれる容量の基準がある。この点を見直してみると、意外とニーズが高いようだ。
一般的な容量では不十分。そんな意見の後押しもあり、昨年秋に登場したのが、ベビーフードの「大満足ごはん(森永乳業/本社:東京都港区)」だ。少子化とはいえ、女性の社会進出の増加とともにベビーフードの市場は好調だ。ところが、なぜか商品の容量は大体が80グラム。一方、大満足ごはんの容量は120グラムと、かなり“大盛り”だ。しかもごはんも一緒になったレトルトパウチタイプなため、1袋で1食がまかなえる。発売とともに、これまで容量に不満だった人は、同商品に飛びつく。そこへ1袋完結の便利さや、具もたっぷりで栄養面にも配慮された点を支持する人が加わり、たちまち人気商品となった。商品構成は、9カ月ごろからの「豆腐と根菜五目釜めし」ほか8種と、12カ月ごろからの「ひき肉と野菜のカレーピラフ」など8種、全16種。価格は1個税別で160円。
一方、小容量で歓迎されているのが「ワインカップ(オープン価格/税別参考価格は300~350円/イタリア産・日本での取り扱いは三井食品・本社:東京都中央区)」。片手で持てるPET製カップの中身は、187ミリリットルと、手ごろな容量のワインだ。もちろんワインも、ヨーロッパ各国で評価の高いイタリア産格付IGPと文句なしの逸品。種類は、チェリーなど赤いベリー系の香りと軽快な飲み口が特徴のワインカップ ロゼのほか、ワインカップ メルロー赤、ワインカップシャルドネ白の全部で3タイプ。気軽な1杯がいつどこででも楽しめそうだ。
また量を少なくする取り組みとしては、自治体の動きもある。今年で3年目となった「食べきり協力店」は、神奈川県横浜市の横浜市資源循環局が進めている。こちらは横浜市が推進するゴミ削減のひとつで、生ゴミをとなる食べ残しをなくそうと、市内の飲食店舗を対象に食べきり協力店を募ったものだ。食べきり協力店は登録制で、小盛メニューの導入、持ち帰り希望者への対応といった5つの項目中1つ以上実践することが条件となっている。さて肝心の効果については、昨年食べきり協力店にアンケートを実施したところ、一番多かったのが「わからない」の63.2%。…