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フランスのスポーツカー・メーカー、アルピーヌはかつて素晴らしいクルマを生み出し、レースやラリーで活躍した。その名前は1995年に表舞台から消えてしまったが、同社の親会社であるルノーは、数年前からこのブランドを復活させようと試行錯誤してきた。そしてついに2016年、満を持して新型を発表する可能性が強まったという。
ルノーのプロダクト・プランニング部門を率いるブリュノ・アンセリン氏が英自動車メディア『Auto Express』に語ったところによると、「我々は(新生アルピーヌの)1台目となるクルマを開発中であり、引き続きラインアップも揃える予定だ。ファーストモデルは『AS1』、すなわち『Alpine Sport 1』と呼んでいる」とのこと。また、「この新モデルは軽量な2人乗りスポーツカーで、2016年には発表する予定。将来的にはハイブリッドバージョンもラインナップに加える可能性がある」そうだ。
しかし、新生アルピーヌは決して手頃な価格にはならないだろう。というのも、同ブランドのクルマは利益をあげる必要があり、ライバルはアウディやポルシェになるだろうと、アンセリン氏は『Auto Express』で明言しているのだ。
ここ数年、ルノーは何度もアルピーヌを復活させようと試みて来た。2009年には日産「200SX」と共同開発中だったスポーツカーのプロジェクトを断念したが、2012年には「A110」50周年を記念するコンセプトカー「A110-50」を発表し、その数カ月後、ブランド復活をかけて、ケータハムと共同開発を計画し合弁会社「アルピーヌ・ケータハム」を設立。ところが、テストカーまで作ったものの、残念ながら途中で頓挫してしまう。今年に入ってからは、人気ビデオゲーム『グランツーリスモ』の中で仮想レーシングカーとして「アルピーヌ・ビジョン・グランツーリスモ」を発表し、同ブランドの存在をアピールしている。待望の新モデルが今度こそリリースされるのか、続報を期待したい。
By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
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【レポート】2016年、ルノーがついに「アルピーヌ」を復活させる
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