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三菱重工は9日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ政府機関から観測衛星の打ち上げ事業を受注したと発表した。海外での受注は韓国、カナダに続いて3カ国目で、受注額は数十億円にのぼるとみられる。
三菱重工によると発注元のドバイの政府機関である先端科学技術研究所(EIAST)が開発した地球観測衛星「ハリーファサット」を、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが開発中の温室効果ガス観測技術衛星を打ち上げる際に、H2Aロケットに相乗りさせて打ち上げるとしている。
三菱重工の基幹ロケット、H2Aはこれまで27機中、26機で打ち上げに成功させており、打ち上げ成功率96.3%の実績が評価され、今回の受注につながった。
打ち上げは、2017年度に鹿児島県の種子島宇宙センターから行う予定だ。
今回の受注について三菱重工は「H-2Aの高い成功率と予定時刻通りの打上げ、さらには日本のホスピタリティ(おもてなしの心)が評価されたものと理解しています。2009年の韓国、2013年のカナダに続いて、海外顧客から受注したことは、日本の宇宙産業基盤の確立に寄与するものととらえています」と話している。