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たて座の方向に約1万光年離れた所で、大小の濃いガス雲の衝突により誕生した直後とみられる巨大な恒星を観測したと、名古屋大大学院理学研究科の福井康雄教授や大浜晶生研究員らが大阪大で21日まで開かれた日本天文学会で発表した。
名大が南米チリの高地で運用する電波望遠鏡「NANTEN(なんてん)2」などによる観測成果。大きなガス雲の中に小さなガス雲が衝突してめり込んだ際、ガスが圧縮されて集まり、巨大星が一気に誕生したと考えられる。
質量が太陽の15倍から120倍に上る巨大星は非常に数が少なく、どのようにできるのか謎が多い。今回の成果で形成過程の解明が進むと期待される。
巨大星が寿命を迎えて超新星爆発を起こすと、周囲に重元素をまき散らし、次世代の星の材料となるため、銀河や宇宙の進化に大きな影響を与えているという。