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化学薬品を製造独立行政法人 産業技術総合研究所は3月6日、多孔質の酸化タングステンなどを積層した半導体光電極を用いて、太陽光エネルギーで水を分解し、水素製造と同時にさまざまな高付加価値の化学薬品を効率良く製造する技術を開発したと発表した。
太陽光エネルギーを水素と過硫酸として化学エネルギーに変換・蓄積する反応では、ほぼ100%の選択性で過硫酸へ変換でき、非常に高い太陽光エネルギー変換効率を実現した。
また、太陽光エネルギーを利用することで水の電気分解の電解電圧を著しく低減しながら、水素エネルギーと多様な有用化学薬品を同時に製造することが可能になる。
同技術を用いることで、化学薬品としては過硫酸や次亜塩素酸塩、過酸化水素、過ヨウ素酸塩、四価セリウム塩などの酸化剤を製造できる。
高性能光電極技術近年、植物の光合成のように太陽光エネルギーを直接化学エネルギーに変換して貯蔵する人工光合成技術が注目されており、酸化物の光触媒粉末や光電極を用いて、太陽光を利用して水と炭酸ガスから酸素と有機物を合成し、水から水素と酸素を合成(ソーラー水素製造)する研究が行われている。
しかし、光触媒や光電極の太陽光エネルギーを水素エネルギーなどに変換する効率は依然として低く、性能や経済性の高いシステムの開発が望まれていた。
今回開発された技術は、高性能光電極技術として大きな省エネ効果と低コスト化が期待できる。
(画像はプレスリリースより)
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