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第13回全日本学生囲碁王座戦で優勝して学生日本一となった丹羽隼也さん(慶応義塾大学)が、村川大介王座に挑む特別対局が15日、東京都内の銀座インターネットフォーラムで開かれた。丹羽さんはプロのトップ棋士を相手に健闘したが、村川王座の貫禄の前に敗れた。
学生王座となった丹羽さん(右)と対局する村川大介王座(左)
この特別対局は毎年の恒例で、持ち時間は各1時間。今年の手合いは二子の自由置き碁に逆コミが1目半だった。対局が始まる前に学生が2手打ったうえで、1目半のリードをもらったということになる。前年の特別対局では逆コミが4目半だったが、学生王座が井山裕太前王座に勝ったので3目減った。村川王座は対局前には「二子ではプロがつらいと思う」と漏らしていた。
丹羽さんはふつうの置き碁と同じように右上と左下の星に石を置いた。序盤こそハンディを生かして善戦したものの、中盤からは村川王座がプロの意地を見せて逆転、最後には丹羽さんの緩着も出て13目半の差で負けた。
対局後に握手する村川王座(右)と丹羽さん
対局した丹羽さんは「トップ棋士と初めて対局できてうれしかった。対局では中盤で頭が真っ白になってしまったが、この経験を糧にして(24、25日に開かれる)世界学生囲碁王座戦では力の限り戦いたい」と感想を話した。
胸を貸した格好の村川王座は「序盤はうまく差が詰まらず、無理気味の勝負手を打っていった。なんとか勝ててよかった」。会場は対局中こそ真剣なムードだったが、勝負がつくと和やかな雰囲気になり、全日本学生囲碁連盟の学生らが村川王座にサインをもらう場面もあった。
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