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伏見工高の生徒が設計した「くつろぎの場」で談笑する堀川音楽高の生徒ら=11日、京都市中京区の堀川音楽高
京都市立伏見工業高校(伏見区)の生徒が設計した「くつろぎの場」が、市立京都堀川音楽高校(中京区)にプレゼントされた。専攻分野を生かして他校と交流する市教育委員会の取り組みの一環で、生徒の設計プランを基に業者が施工。完成セレモニーが開かれ、生徒らにお披露目された。
堀川音楽高の生徒が、正門から市民も利用する施設の音楽ホールまでの通路に「くつろげる場を設計してほしい」「音楽会への胸の高まりや余韻に浸る場所がほしい」と依頼した。これを受け、伏見工高の住環境システムコース2年生が企画設計。昨年10月、五つの設計案がプレゼンテーションされ、堀川音楽高の生徒が投票で最優秀プランを決定した。
くつろぎの場の名称は「Healing Space~最高の一時を~」。音楽高校らしさや統一感などをポイントに、音楽の流れるような柔らかく楽しげな雰囲気を表現。木材をふんだんに取り入れ、鍵盤をイメージした床やベンチ、丸椅子を置き、屋根の隙間から花に光が当たるよう工夫もしたという。
最優秀プランを設計したチームの班長、盛田祥平君は「完成したくつろぎの場を見た瞬間、感動して言葉が出なかった。この経験を生かして設計の道に進みたい」と喜びを語った。堀川音楽高生徒会長の束原由貴さんは「殺風景だった所にすてきな休憩場所ができてうれしい。普段は交流がない他校と知り合いになれて良かった」と笑顔を見せた。