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廃材などの木質系バイオマスに多く含まれる成分から、ジャガイモやトマト、ダイズなどの病原菌を退治する物質を発見し、「ポアシン酸」と命名したと、東京大や米ウィスコンシン大などの研究チームが21日までに米科学アカデミー紀要電子版に発表した。有機農業用の殺菌剤として活用が期待されるという。
東大大学院新領域創成科学研究科の大矢禎一教授によると、ポアシン酸はバイオマスの主成分「リグノセルロース」を処理し、バイオエタノールを生産する際に副産物として得られる。
殺菌作用を確認した病原菌は、カビや酵母、キノコなどの真菌に分類される糸状菌など。酵母への作用を詳細に調べた結果、ポアシン酸は細胞壁の合成を阻害することで殺菌作用を示すことが分かった。