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数千円もするポップコーンを買い求め、連日のように店頭には大行列ができる――。知らない人にとっては驚くべき光景かもしれない。今や複数の国内外ポップコーンブランドが店を連ねる東京でこうした“高級ポップコーン”が人気になって久しいが、まだまだ熱が冷める様子はない。
このブームの火付け役となったのが、米国・シカゴのポップコーンチェーン「Garrett Popcorn Shops(ギャレット ポップコーン ショップス)」だ。ギャレットは創業65年の老舗。米国での16店舗に加え、日本、シンガポール、香港、UAE、マレーシア、クエート、タイ、韓国と世界9カ国で39店舗(2015年3月時点)を展開している。
日本では2013年2月1日に原宿店をオープンし、その後、酒々井プレミアム・アウトレット店と東京駅店を開業。2015年4月には名古屋店、同年夏には大阪1号店と首都圏以外にもエリアを拡大している。
日本でギャレット ポップコーン ショップスを運営するのは、菓子メーカー大手・カルビーの子会社であるジャパンフリトレー。以前から「マイクポップコーン」や「ドリトス」に代表されるコーンスナック商品を販売しており、2009年にカルビーが米ペプシコとの業務・資本提携したことで完全子会社となった。
業績は好調だ。カルビーが直近で発表した2015年3月期 第3四半期決算(2014年4月1日~12月31日)によると、グループ全体のコーン系スナックの売上高は137億8200万円で、前年同期比23.3%増となった。特にギャレット ポップコーン ショップスを含むポップコーンの売り上げが大きく伸びている。
ジャパンフリトレー単体でも「売上高は2桁成長を続けている」と、同社の江原信社長は力を込める。ポップコーン市場そのものが拡大する中で、さらにスーパーマーケットやコンビニエンスストアなど小売・流通店舗への配荷率が高まっているという。
ポップコーン商品は年率で20%近く成長しているが、中国や四国など地方エリアは未開拓な店舗が多く、「今後もまだ伸ばせる」と江原社長。その具体的な施策として、地方を中心にカルビーとの共同営業を検討している。既に東北エリアと北陸エリアにおいては、カルビーとジャパンフリトレーの両社営業マンが双方の商品を販売するという実験的な取り組みを始めている。
このように成長著しいジャパンフリトレーのポップコーン事業だが、そのけん引役となっているのがギャレット ポップコーン ショップスであることは確かだ。…