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現場臨場、生死境さまよう=サリン事件教訓語り継ぐ―元警視庁鑑識課員の杉山さん

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現場臨場、生死境さまよう=サリン事件教訓語り継ぐ―元警視庁鑑識課員の杉山さん

 現場臨場、生死境さまよう=サリン事件教訓語り継ぐ―元警視庁鑑識課員の杉山さん

 

  13人が犠牲となった地下鉄サリン事件。当時、情報が交錯する中で、多くの警察官が体を張って現場に臨場した。発生直後に捜査のため電車内に入った警視庁鑑識課係長だった杉山克之さん(71)は、サリンを吸い込み生死の境をさまよった。杉山さんは退職後、全国の幹部警察官に現場での情報共有の大切さを伝えた。

  「駅で病人」「爆発物」。さまざまな情報が飛び交う中、杉山さんは警視庁本部に一番近い現場の日比谷線霞ケ関駅に向かった。

  地下3階のホームに駆け降りると車両が停車していたが、乗客らは到着前に既に降ろされ、苦しんでいる被害者の姿は見当たらない。先頭車両をのぞくと2両目寄りの座席前に、液体がにじみ出ている新聞紙の包みがあった。後に判明するサリンだった。

  同庁鑑識課では、現場責任者が状況を確認し、作業順序を判断しなければならない。杉山さんは一人、車両に乗り込んだ。

  換気のためにいったん全ての窓を開けて「包み」に近寄ると、新聞はスポーツ紙で、日付も確認できた。次の瞬間、メモを取ろうとした手が全く動かなくなっていることに気付いた。「やられた!」

  何とかホームにたどり着くと、呼吸困難に陥り、全身が硬直。あまりの激痛に死を覚悟した時、新築中の自宅のローンや、まだ学生だった3人の子どもが頭に浮かんだ。「係長、係長!」。部下の叫び声で、なんとか正気を取り戻したが、次に気付いたのは病院のベッドの上だった。

  助かった喜びの一方で、車両内で嗅いだ甘酸っぱい臭いが自分の汗からも漂い、激しい吐き気と目まいに襲われた。「オウム」「サリン」という言葉への拒絶反応にも苦しんだ。それでも、約1カ月後には執念で現場に復帰し、サリン事件の捜査に従事した。

  杉山さんが車両内に入った時点で、他の駅では危篤に陥った被害者が出ているといった深刻な情報は伝わっていなかった。「捜査員は現場に入ったら、犯人に結び付く証拠を捜すため、目の前のことしか見ない。だからこそ、素早い情報共有が大切なんだ」。警視庁を退職後も、警察大学校の常任講師などを歴任し、全国の幹部警察官に地下鉄サリン事件の捜査で得た教訓を伝え続けた。

  自分は「生かされた」からこそ、「犠牲者のために事件の悲惨さを伝えて行かなきゃと、余計に強く感じる」と語気を強めた。

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