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通勤ラッシュ時には1~2分間隔で運転されていたり、ホームの電光掲示板で電車の位置を知らせてくれたりと、日本の鉄道には電車そのもの以外にも、日本ならではのサービスを実感する人もいるだろう。特に大都市圏では日常的に使われている鉄道サービス、外国人たちの目にはどう映っているのだろうか。そこで今回、日本に住む外国人20人に日本の鉄道について聞いてみた。
通勤ラッシが辛い
・「やばい。立つ場所がなくて大変」(タイ/30歳/女性)
・「朝はいつも通勤ラッシュで大変だが、時刻通りに来てくれるのでとても助かる」(ベトナム/31歳/女性)
・「日本の鉄道サービスは全体的にレベルが非常に高いと思うが、東京の通勤ラッシュは地獄。でもそれは人が多くて、仕方がないことだと思う」(イタリア/38歳/女性)
・「すごく混んでいる! 世界一じゃないかなと思う」(中国/28歳/女性)
・「通勤ラッシュの時はあまり動けなくて身体が痛くなり、車内は臭うこともあるので辛い」(スペイン/32歳/女性)
・「日本のイメージを悪くしたくなければラッシュアワーを絶対避けるべき。金曜日の夜など、駅が汚れていることもある」(ウクライナ/42歳/女性)
・「ずっと北海道に住んでいるので通勤ラッシュを体験したことがないが、テレビなどで見るとすごく大変だなと思う。特に女性はかわいそう」(シリア/35歳/男性)
これは世界一!
・「通勤ラッシュの時は人が大変多いが、母国と比べられないぐらいの便利さ、安全さ」(インドネシア/37歳/男性)
・「日本の鉄道はとても便利。この便利さに慣れ過ぎて、母国に帰る時は母国の鉄道の不便さにびっくりする。ただし、通勤ラッシュの時間はできるだけ乗るのを避けている」(アメリカ/26歳/男性)
・「毎日、何百万人も都心部まで人を運び、また郊外へ運び返すのはすごいことだと思う。ドイツでは鉄道の本数が少ないにも関わらず、しょっちゅう遅れている。日本の通勤ラッシュはものすごく疲れる。毎日我慢して通勤するなんて超人的。マナーは全体的にいいと思う。携帯で話す人や大音量で音楽を聴く人がいないので、乗り心地がいい」(ドイツ/39歳/男性)
・「とても良くて世界一だと思う。乗るだけでも楽しめる」(トルコ/39歳/男性)
・「1時間に何本もあって遅れもほとんどなく、素晴らしいと思う」(オランダ/44歳/女性)
・「ダイヤをきちんと守っているので信用できる。通勤ラッシュは避けたい時間帯」(フィンランド/27歳/男性)
マナーが気になる
・「すごい混むのにみな譲り合って乗るのはとてもいいと思うが、ひとりで2人分の席を利用する人も多少目立つ」(カナダ/31歳/男性)
・「混みすぎ。押し合いでマナーが悪い」(イギリス/30歳/男性)
・「鉄道サービスは非常に発達していて感心する。特に都内ではどこでも行ける点では、世界一のように思う。ただし、通勤ラッシュ時間は本当に大変だと思う。時間帯を考えて利用しないといけないと思う。子連れだとベビーカーや荷物が多いため邪魔者扱いされたり、小さな子連れや妊婦に対して席を譲らなかったりするのを見かけるので、大変だと思う」(ブラジル/30歳/女性)
・「通勤ラッシュは大変。優先席があっても譲れてくれない日本人が多いのが残念」(ミャンマー/32歳/女性)
・「便利。スケジュール厳守。通勤ラッシュは混む。席を譲り合わない。病んでいる人(ため息等)を多く見かける」(マレーシア/36歳/女性)
サービスの見直しを
・「狭くて値段が高い」(韓国/48歳/男性)
・「ラッシュアワーの時はやっぱり人が多すぎると思う。本数を増やしてほしい。最近満員電車に疲れて、自転車で通勤するようになった。片道8km。ラッシュ以外はオンタイムで問題ないが、私鉄の会社が多すぎて乗り換えると高くなる。もっと統一してほしい」(フランス/30歳/男性)
総評
ほとんどの人が通勤ラッシュの辛さについてコメントをしていた。日本人でも毎日嫌気が差すくらいなので、特に外国人にとっては「日本の習慣」といえど耐えられないものだろう。できるなら時間帯をずらす、もしくは、会社的にOKであれば車やバイク、自転車での通勤も選択のひとつとして考えていただければと思う。
一方、郊外から繁華街までつなぐ長距離の電車があることや、遅延が少ないこと、また、本数も多いことなどは、世界に誇れることとして挙げている人もいた。電車の中で居眠りする人がいるということは、安全だからという裏返しにもなるだろう。とはいえ、ドバイではメトロの中で居眠りすると罰金になるのでご注意を。
また、マナーについても指摘する外国人もいた。席を譲らない人の中には、携帯電話に集中して周りが見えていないという人もいるだろう。電車は公共の場として、みんなが利用しやすい環境になるよう、一人ひとりが心がけられればと思う。
※本文と写真は関係ありません