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青酸化合物を使った連続殺人事件で、京都と大阪の男性に対する殺人罪で起訴された筧千佐子被告(68)が、2人の他にも近畿地方で複数の男性の死亡に関わった疑いがあるとして、京都、大阪、兵庫の3府県警は23日、合同捜査本部を設置した。
捜査関係者によると、千佐子被告の周辺で死亡が確認されたのは、2人の他に少なくとも大阪3人、兵庫4人、奈良2人。いずれも千佐子被告と結婚したり、交際したりした後に短い期間で死亡した。
千佐子被告は、複数人の殺害をほのめかす供述をしたとされるが、裏付ける証拠は乏しく、捜査本部は立件の可否や適用罪名を慎重に検討する。