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◇中国共産党序列4位の兪主席
【北京・工藤哲】自民党の谷垣禎一、公明党の井上義久両幹事長ら与党議員が23日訪中し、北京の中国人民政治協商会議(政協)礼堂で政協の兪正声(ゆ・せいせい)主席(中国共産党序列4位、党政治局常務委員)と約50分会談した。兪主席は現在の日中関係について、ソウルで日中韓外相会談が開かれたことを念頭に「勢いは弱いが改善に向かっている」との見方を示した。同行議員が記者会見で明らかにした。
会談で兪主席は、中国が今年を「反ファシズム戦争勝利70年」と位置づけ、その目的は▽歴史を記憶する▽戦争の犠牲者をしのぶ▽平和の重視▽未来を切り開く−−の四つと説明。「(日本に対する)恨みを増幅するためではない」と述べた。そのうえで「戦後70年は一つのチャンスであり、正しい歴史認識を持っていただきたい」と語り、安倍晋三首相が出すことにしている「戦後70年談話」について、戦後50年の村山富市首相談話の内容を継承するよう改めて求めた。
これに対し、谷垣幹事長は「安倍首相は戦後70年談話の方向性を示しており、中国側が心配するものにはならない」と述べた。また、中国公船の日本領海への侵入を控えるよう求めた。
会談には党外交を担当する中国共産党中央対外連絡部(中連部)の王家瑞部長も同席した。両幹事長は24日に改めて王部長と会談し、2009年を最後に中断している日中与党交流協議会の再開に向け協議する。